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人目につくとまずいので、わたくし専属のメイド数人だけを残し、
まずはタイル張りの部屋に連れ込む。
嫌がるボロ雑巾から着ているものを奪い取って、まずは頭からお湯を浴びせるお湯攻め。
全身が濡れネズミになったところで、頭には油を、体には薬品を塗りたくる。
薬品が指先に沁みるのか、抵抗する素振りを見せたがメイドに押さえつけられた。
頭の油を洗い落としたあとには、別の薬剤で泡だらけにする。
再び頭からお湯攻め。
最後には大きな入れ物にお湯を溜めて沈めてやる。
お湯から引き上げたら全身を布でくまなく擦る。
手にはべたつく薬剤を塗り込み、高価な家具を汚い手で触らないよう手袋を付けさせた。
自分の服がないことに慌てていたが、あんな雑巾以下の布キレは処分した。
だが、新しい服など用意してやらない。
ボロ雑巾にはわたくしのお古で十分よ。