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4日目はマルヤ夫人の休息日だった。
お姉様は朝から私とエディを連れて、馬車で近くの村に向かった。
今日は3人とも町人のような木綿の服を着ている。
別邸勤めのメイドや執事の家族も住んでいるそうで
同じような地域の村よりも規模が大きめだった。
「久しぶりですわね、村長」
「ええ、ご無沙汰しております、姫様」
「連絡しておいた通り、こちらがわたくしの義妹と義弟ですわ」
貴族である限り、畑仕事をする機会もそうそうないが
畑を耕すということがどういうことなのか
牛や羊を飼うということがどれほど大変なのか
自分の目で見て手で触れて知っておくことが肝要なのだとお姉様は教えて下さった。




