前へ目次 次へ 121/200 2-85 一日目の後半は犬と遊んですっかり終わってしまった。 馬や犬や、広くて人の少ない土地と屋敷に 社交界や学校でたくさん人に囲まれていた緊張感がほぐれていく。 「明日からマルヤ夫人がお見えになるわ」 夕食の時間にお姉様がそう告げた。 宮廷作法の先生であり、お姉様への指導という名目で 私とエディにも作法を教示して頂くことになっている。 本当は誰でも指導を受けられる方ではないそうで 特別にそんな回りくどい招請になったそうだ。