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「この馬は10歳で人にも慣れていますし、初めて馬に乗るならぴったりですよ」
馬屋番が私とエドゥアルドに説明してくれる。
栗毛の牝馬は体は大きくても穏やかな様子でこちらを見ていた。
まずは馬に近寄ることに慣れるために、おやつの野菜を差し出す。
馬のほうがこうしたことに慣れているようで
すんなり手から食べてくれる。
エドゥアルドも馬は初めてだと言っていた。
おっかなびっくり交互に野菜を食べさせて、
というよりも、食べてもらって
ついには鼻先を撫でることに成功した。
ときおり鼻で軽くつつかれたのは、
あまりに及び腰だったので馬に揶揄われていたのだろうか。




