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もしかして、私と同じで、それが自分の分だと思えないのだろうか。
「それはあなたの分よ。食べていいの」
言ってみても、エドゥアルドは動かない。
どうしてその勘が働いたのかよく分からないけれど
ふと閃くことがあって、私はお鍋から別のお皿にミルク粥を盛った。
「ねえ、見ていて」
さすがに盛ったばかりのミルク粥は少し熱かった。
「ほら、大丈夫なの。トマスさん特製の、ミルクとパンのミルク粥よ」
はしたないけれど、今一口食べたお皿を渡すと
今度はエドゥアルドも食器を持った。
訳があるとは言っていたけれど、毒見が必要なくらいの訳とは、いったいなんなのだろう。




