前へ目次 次へ 112/200 2-76 新しいきょうだいが出来た。 年齢で言えばあちらのほうがひとつ上らしいけれど このお屋敷に暮らした年数なら私のほうがお姉さんだと言ってもいいと思う。 身の上のことは私以上に訳があって言えないらしい。 ふと不安になった。 あのお姉様のことだから、新しいきょうだいが出来てしまったら そちらを可愛がってしまうのではないだろうか。 どうしたらお姉様がこの子に掛かり切りにならないか悩んで悩んで。 閃いた。 そうならないように、私が先に構ってしまえばいい。