表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
105/200

2-69

「今日は踊りのお稽古があると伝えていたはずですわ」

お姉様は私だけを見ながら歩み寄ってくると

私の腕をつかんでいる男子生徒の手に扇子を置いた。

一瞬、男子生徒に見やったものの

男子生徒が手を放すや否や、すぐに私に視線を戻した。

「まだ基礎も覚えていないのですから、遊んでいる時間なんてなくてよ」

「はい。申し訳ありません、お姉様」

お姉様は男子生徒が何か言いかけるのを無視して

私を促して歩きだした。


馬車に並んで乗り込むまでお姉様は一言も話さなかった。

けれども、馬車が動き出すと、私の肩に腕を回して

男子生徒につかまれた部分を繰り返しさすった。

「怖かったでしょう」

私は、ようやく息を吐きだした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ