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君と僕の心を引き裂く! 切り裂き魔が僕達に立ちはだかる!

作者: 七瀬
掲載日:2022/08/24








僕と彼女は切り裂き魔によって、心が離れ離れになりそうだった。

僕と彼女の愛は永遠だ!

誰にも引き裂く事なんて、絶対に誰にも出来ないと思っていた。




・・・あの時までは。

“引き裂き魔”はある日突然やって来た!

彼女の前に突然現れて、彼女の心を揺さぶる。

引き裂き魔の事を本気で好きになり始める彼女。




そして彼女から衝撃的な事を僕は訊く。



『ごめん龍樹、他に好きな男性ひとがデキたんだ。』

『えぇ!? それは誰だよ。』

『龍樹の知らない男性ひとよ。』

『急じゃないか? そいつに真美は騙されてるんだよ!』

『そんな事ないわ! “彼は私をずっと前から愛してると言って

くれたんですもの!”』

『簡単に愛してるなんて言う奴の事を信じるのか?』

『そうよ、私は彼を信じるわ!』

『どうしちゃったんだよ真美! そんな事を言う子じゃなかっただろう?』

『私は彼のおかげで変われたの!』

『・・・真美、目を覚ませよ!』

『私はちゃんと【現実】を見てるわ!』

『・・・・・・』






彼女は完全に、引き裂き魔に操られている。

もしかしたら? “催眠術師”でもかけられているのかもしれない!

こんな短時間に、彼女の心を奪える訳がないんだ!

僕の所に帰っておいで、真美!









 *







・・・そんな僕の願いも虚しく。

彼女は完全に引き裂き魔の虜になっていった。

僕の存在すらなかった事のようになってしまったんだ。

彼女と僕だけの甘い記憶。

もうあの時には戻れないのか?





しかし? “切り裂き魔はまさかの共犯者がいた!”

数日後には、僕は女性ひとの切り裂き魔に完全に恋に落ちる。



『あら龍樹? 私の事を心から愛してるんでしょうね!』

『勿論! 僕は君の事だけを愛してるよ。』

『それならいいのよ、“私が一番ならそれでいいの!”』

『当たり前だよ、君が一番さ!』

『それなら私の為にお金を持ってきて! 出来るだけたくさんのお金をね。』

『あぁ、君の為なら“銀行強盗だってできるさ。”』

『いい子だわ~! 大好きよ、龍樹。』

『僕もだよ。』








僕は女性ひとの引き裂き魔に骨抜きにされた。

彼女の為なら何だってできる!

銀行強盗だって! 彼女の為にやってやった!

宝石店を襲い、店から出来るだけ宝石を盗んでやった。

でも? 防犯カメラが僕を捉えていた。

僕はあっけなく警察に捕まる。

彼女はそんな僕の事を今も愛してると言ってくれる。

僕は君の為ならなんだってできる。

今度こそ! 大金を君の為に盗んでくるよ。

それまで待っていてね。

僕の愛する引き裂き魔。



最後までお読みいただきありがとうございます。

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