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僕には恋愛小説が書けない

作者: 九頭

僕には恋愛小説が書けない。

恋を知らないから。

僕には青春小説が書けない。

全て思い出に変わってしまったから。

それでも、

僕には誰かを呪う小説が書ける。

僕には誰かを殺す小説が書ける。

僕には誰かを救う小説が書ける。

いままで、

僕はそうやって生きてきたから。

小説は全て、著者の記憶。

この小説だって、

噛んでいると、

僕にしかない味がするでしょう?

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連載小説「機械少女と怪物」も

宜しくお願いします!!!

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