表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

26/27

いざいかん虫だらけの森へ 第26話

第26話です、今回文章が少し少なかったんで、今回分を付け足すかもしれません。

依頼 サディー森地図の更新


サディー森の地形捜査、基本的に地図の情報が正しいか、地形に変化はないかなどの調査。


他にも生態系の調査、ここ最近噂になっている巨大な昆虫型魔獣がいる可能性があるため、調査と言っても気を抜かぬように。


依頼のランクはC、報酬は1000スカラ。


今回の依頼はサディー森と言われる森、虫などの生命体が多く、そこにいた魔物もその虫を食べるように進化したらしい。


ついでに前の依頼だったギドル・アルケミックはその森に来て独自の進化をした個体がいて


その個体はアルスと呼ばれる小さな魔物に進化したらしい。


「なんで小さくなったんだ」


「大きいと木の中で狩りがしにくいから、と言われているね、この森の木は大きいし、大きい木の枝同士が絡まったりしているから

大きいとその枝が足に引っかかったり、木が邪魔で獲物が見えなくなったりして、いろいろ不便だから」


「ヘェ〜そうなんですね」


「なんで、わざわざ森を選んだんでしょうか、群れの中でじっとしてればいいのに」


「それはねハナちゃん、アルケミックは縄張り意識が高くて、小さな事で群を抜けるの

そして群を抜けた奴が偶然この森を選び、この森に適用する様に進化した」


「それが小さくなった理由ですか、やっぱり生物ってすごいですね」


花子さんはそう言いながら慣れない白い帽子を被り、杖に付いている宝石の位置を入れ替える。


花子さんの役職は魔術神官、と言う魔術を操り神官の役職を持つ…なんか凄い役職らしい。


神官と言うのは神や精霊を崇め、その力を使う事ができるそうだ…でもまぁこの世界神様居ないから、この役職も消えたらしい、レストが言ってた。


だから花子さんは消えた力、と言うかこの世にない力を使っていることになる、そう聞くと凄いな。


「そう言えば詳しく聞かなかったけど、ソラとハナちゃんはどう言う関係なの」


「どう言う関係と言われてもな…」


「空先輩の彼女と言うわけじゃないから…友達以上、彼女未満そんな感じの関係ですかね」


「何その家族みたいな」


「…………」


「………」


「何その間」


「家族と言われれば…そんな気がして来た」


「そうですね、小さい頃から一緒だったし、先輩のお姉さんが私の母親代わりでしたし

なんなら1週間に1回の頻度でご飯一緒に食べるし…」


「一体どんな関係なの、2人は別に本当の家族じゃないんでしょ」


「はい」


「そうですよ、まぁ1から説明しますと、私は生まれつき髪色が変なんですよ、今もピンク色

その髪を不気味に感じた実の親は私を捨て、研究施設に預けた、その研究所で私の育ての親になってくれた人が

先輩のお姉さん空宮(そらみや) 命歩(めいほ)さんだったんです」


「ヘェ〜そうなんだ」


「で、姉さんが研究所からちょくちょく外に出してて、俺に合わせたんですよ、でその過程で仲良くなったんですよ」


「そんな関わりがあったんだ、なんか兄弟みたいだね」


兄弟か…正確には兄と妹だから兄妹(けいまい)になるけど、なんだろう否定できないぐらいの頻度で会ってるし、関わりがあるんだよな。


ぶっちゃけ聞こえ悪いけど性欲とか湧かないし、パンツ見て興奮とかもしないし。


「それよりなんでこの依頼を受けたの、報酬もそこまで出ないし、3人で分けた333で絶妙に割り切れない数字になるけど」


「あ、私は別に報酬いらないんで、先輩と猫さんの2人で分けてください」


「え?なんで」


「花子さんはこの森に住む虫に興味があるみたいで…」


「虫?」


「はい!!この世界の昆虫はすごいです、特徴のある味に、難しい調理方法、考えるだけでそそられる…」


花子さんはそう言いながら今も飛び回る虫を目で追いかけながら、ご馳走を前にする子供のように、その虫を見つめる。


…なんだろう、1人で食べて欲しい、虫に関しては俺に関わらないで欲しい。


「凄い変わった子だね、アギトもそうだったけど」


「俺の周りは全員こんな感じですよ、そう言えばこの森、風魔撃城バルファラクがあるらしいですね、顎門から聞きましたけど

その…バルファラクってなんですか」


「私も詳しい事は知らないんだけど、なんか日の本?だったけ、そんな国にいた龍が力を封印されて城になったんだって

で、その城は封印された後も意思を持ち、動き出したけど、この森で力尽きて今じゃただの城になんだ」


「そ、そうなんだ」


日の本って…どこからどう見ても日本だよな。


ここ異世界なのに日本はあるんだな、もしかしたらここ異世界じゃないのか、まぁそれを確かめるすべは俺にはないし


ぶっちゃけ違う世界なのは確かだから、どっちみち変わらないな。

今回日本と言うか国がある、と書いてありましたが、僕の書いている作品は設定資料集と胡蝶の夢を除いて、一応全ての物語が繋がっています。


このレベル99の話の数100年後の時代の話が2作品目、となっています、その設定は今のところそこまで生かされてませんが


今後の話で生かされるかもしれません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ