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草原の会話 第14話

第14話です、今回からバトルが始まる…と思っていましたが、ギリギリ始まりません。

バトルは次回に持ち越しです、今回はほのぼのとしか会話をお楽しみください。

ビュー


暖かい春風が俺の体を通り抜ける、蝶の様な何かは花の蜜すっては何処かに飛び去る。


日の光は何者にも遮れれずに俺を照らす、見たこともない珍妙な生命体達は楽しそうし戯れ合……


……飽きた、この喋り方もうやめよう。


お年寄りの話を聞いた後、ターゲットが生息するマルティア草原にやって来た、そしてすぐにバトル……と思っていたが…そうではなかった。


まず、どこにいるのか正確な場所がわかっていないため、出てくるまで張り込み。


かれこれ1時間経っている、とても暇だ、やる事がない、無さすぎて詩人になりかけた。


…なにを言っているんだ、俺はとうとう頭までいかれたか。


「…暇すね先輩」


「そうだな…なんで今こんな事してるんだったか」


「さぁ」


「それにしても変な生き物ばっかだな」


「そうすね、アメベルにチェーンモスキートにアドベルズ…」


「え?どれがどれ、と言うかなんで名前知ってんだよ」


「そりゃあ捕獲したんすよ」


捕獲?そう言えばこいつギドル アルケミックを捕獲するって言ってたな。


しかし捕獲してどうするんだ、泊まってる宿では飼えないし、もしかして解体してるのか。


まあ、どうでもいいか、顎門が傷なく喋ってると言う事は安全だな。


「しかし…いい風景すね、こういう風景って描きたくなりません」


「…そうだな」


「と言うことで1発描きを…」


「いや、ペンと紙がない」


「なに?ソラって絵描けるの」


「まぁ…人並みには」


「は?ふざけたたおすなよ、アレで人並みだったら、俺どうなるんすか」


「お前の絵は絵じゃない」


「ハァァ!?なんだテメェ喧嘩うってんのか、アレでも真面目に描いてるんだよ」


「はいはいそうですか」


「なんだその反応」


うわぁ、まためんどくさい所でキレた、こいつめんどくさいな、とりあえず話を変えるか。


「それより顎門…お前大丈夫なのか」


「おいこら話を逸らすな」


「いや、逸らすとかじゃなくてだな…その……格好と言うか…」


「確かに私も思ってたんだけどさ」


「なんでしょうメイさん、僕の格好にお気に召す物が…」


何こいつ凄い良い声で言ってんだ、今更好感度上げても無駄だろ。


「いや、別に格好はおかしくないよ、なんならとても似やってると思う」


「よっしゃァァァ、聞きましたか先輩、似やってるだって、似やってるだってさ、フウウウウウ」


「気持ち悪いぐらいキャラ変わるな、それに俺が大丈夫って言ってるのは、別に格好が似合ってないとかじゃなくてだな」


「え?じゃあなんすか?」


「そんな装備で大丈夫か、って事だよ」


顎門の今の格好は白いシャツの上に黒い半袖での上着、下は黒の長ズボン、と普通の格好。


だからこそおかしい、俺の服は魔法使いみたいな服だが、それなりの恩恵がある…らしい、だが顎門の服は普通の服、特別な恩恵があるとは思えない。


こいつ一応今から狩をするって事わかってるのか。


「ギドル アルケミックはかなりの強敵だけど、そんななんの装備も無しで行ったらボロボロにされるよ」


「もしかして俺の事を心配してくれているんですか、なんとも素晴らしい心意気

でも安心してください、メイさん僕には心強い味方がいますから」


「それってあのペンギンの事か」


「まあそれもあるけど、他にも色々いるんでね、丸腰みたいに見えるけど、こう見えて武装は完璧」


装備は完璧…と言うがそうには見えないな。


「それにですよ、ガチガチの装備で行ったら、相手だって警戒するしょ、こう言うラフの格好の方が警戒心が少なくて済むし、捕獲しやすい」


「へぇ〜そうなんだ、ちょっと触っていい」


Welcome(ようこそ)


「なんで英語で言った、それに使い方間違えてないか」


顎門は触られる気満々なのか、胸元をわざとらしく開け、誘うがメイはそれを無視し、上に着た黒色の服を触った。


「(´・ω・`)ショボーン」


顎門は少し悲しそうな表情をしながら、俺の方を向く。


「…別に変な所は無さそうだけど…これが武装なの」


「いや、服は普通ですよ」


「( ̄^ ̄)?」


「( ^∀^)」


「(*´ー`*)?」


「(๑╹ω╹๑ )」


「顔文字で会話するな」


「別に良いじゃないすか、顔文字で会話するぐらい」


「言葉を使えよ言葉を…」


まずなんで顔文字で会話しようとするんだよ、読んでる人全くわからんだろ。


「…あれ?そう言えば、あのペンギンさんは」


「そう言えば…見てないな、どこ行ったんだ」


「おいおい顎門、ペットの面倒ぐらいちゃんと見ろよ」


「いや〜見てるつもりなんですけどね、もしかしてしまったかな」


「しまう?」


ドンドンドンドン


『助けてピー』


「この声…」


「なんだろう、嫌な予感がする」


俺達がペンギンを探し始めたその時、地響きと共にペンギンの叫び声が聞こえ

声がする方に振り返ってみるとそこには…恐竜の群れに追いかけられている、ペンギンの姿があった。


『バチバチバチバチ』


距離はまだ1kgぐらい離れたところに居るのにも関わらず、叫び声ど地響きと鳴き声が聞こえる。


恐竜見たいのに追いかけられてるが…違うよな、別に今回のターゲットじゃないよな。


「…あのメイさんもしかしてあれって……」


「運がいいのか悪いのか、よくわからないけど、アレが今回のターゲット、アルケミックよ」


「………」


「………」


『何やってんだあいつ!!』


俺と顎門は息を合わせてそう叫ぶ。


「待て待て待て待て準備がまだ整ってないんだよ」


「装備は完璧じゃないのかよ、それにお前のペットが招いたことだぞ、なんとかしろよ」


「知るか!俺に言うんじゃねぇよ」


「まあまあ落ち着いて、見た感じギドル アルケミックは居ないみたいだからさ」


「いや落ち着いてられるか」


「なにメイさんにキレんだよ」


「お前のペットのせいだがな」


「なんだと、喧嘩うってんのか、そうだったら高値で売ってやるよ、そしてお前の体を標本にして博物館にでも寄付してやるよ」


「上等だこら」


「2人とも喧嘩しないで、数は5体ボスは居ない、慎重に立ち回らればいけるよ」

次回からバトルが始まりますが…人外しかも恐竜を相手にバトルするとなるとなかなか難しそうです。

人型じゃ無いので攻撃に一癖も二癖もある戦いになりそうです。

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