表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
藍理集  作者: 藍理
29/33

あなたへ

長い年月の間

僕と君は、何処まで仲良くなれたかな。

まさか、嫌われてはないと思うけど...

僕は、君に何をしてあげられたのだろうか。


沢山笑わせることは出来た?

困った時は、助けになれたかな?


あれ程一緒に居た時間も、後もう少しで終わってしまう。

思い出になってしまう。

そんなの、知っていたはずなのに。

だからこそ、怖い。

離れることが、怖い。

思い出で終わってしまう事が、怖い。


君は僕に、沢山くれたよ。

幸せに暮らせていることとか、

前向きになれた事とか、

笑顔でいられることとか、

努力して、頑張る事とか、、

普通かもしれないけれど、僕にとっては普通ではなかった毎日は、今の僕は、

全部君が僕にくれたものなんだよ。


だから、恩返しがしたい。

僕からも、君になにか届けたい。

送りたい。

だけど、そういうことに関してよくわからない。

形あるものを渡したところで、それが恩返しになるのか...いいや、何処か違う気がする。

いま、僕ができることは。

......わかんないや。

傍にさえ居てくれれば、居れれば、それだけでもう。充分すぎる位かな。


そんなの綺麗事だ

って思うかもしれないけれど、案外そう考えてしまうもの。


あなたと離れてしまった後でも、

きっと僕は、忘れられずに

君の好きな歌を聞いてしまうんだろうな

眠れない日があるんだろうなぁ、


今は、とにかく、残り少ない時間の中で、君に何をしてあげられるのかを探そう。

それが今の僕にできることなのかな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ