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藍理集  作者: 藍理
14/33

作者の例え恋愛物語

人は、人の心とは、例えばテレビのドラマや、或いは小説の内容などで簡単に揺れ動いてしまうものだ。

人それぞれ感性は違うのだけれど。

あるドラマをみて、その人はどうなるのかは誰にもわからない。

どのように感じたのかもわからない。ただ、そのドラマが与えてくれる影響は大きいと思う。


あるものに影響を受けた。

これは、私自身の経験とそして想像で作った物語というか、ただ単に感じていることをそのまま書いているだけだ。


私には大事な人がいる。

今もなお、その人とはお付き合いしている。

私は、その人をとてもいい人だと思っている。

ただ、周りがそれを認めない。

周りが言うには、私はとてもいい顔、性格ならしい。

私自身は、そんなこと一つも思ったことが無いし、本当の性格なんて、周りに見せたことあるはず無いじゃ無いか。

どれだけ否定しても、それを否定で返してくる。

知っているのは自分自身だけなのに。上辺だけで判断している。

まぁ、それは置いといて。

彼の方は、顔が駄目だとか、変態、だとか色々な噂をよく耳にする。

周りは気づいて居ないのだ。

彼の良さを、本質を。

彼は、とても優しい。どんなに愚痴を彼に零したって、その優しさで受け止めてくれる。

正直、そんな人はなかなか居ないと思う。


「君と彼では、つきすっぽん...いや、雲泥うんでいの差だな。」


こんなことを言われる。

雲泥の差とは、全く何もかもが、大きく違うと言う意味。

感に耐えたのだろうか。

ある日彼は、私にこう告げた。


「どうして、僕みたいな奴を好きになってくれたのかわからない。


僕は、道端に咲いている、人や動物に、自動車に踏まれてしまうような、薄汚い、花と言うよりは草に近い花だ。


それに比べて君は、輝きがある向日葵のような、存在感のあり、清潔感漂う美しい存在。


天と地ほどの差がある僕ら。

君には、僕が釣り合わないと思うんだ。

君の相手に、僕は勿体無いと思うんだ。


でも、これは決して君を嫌っていると言うわけでは無い。

君の存在を穢しているのでは無いかと思ったんだ。」


「それは、余計なお世話だよ。

心配なんてしなくていいよ。

それに、不釣り合いだと思うのはこちらの方だよ。」


「どうして?」


「もし仮に、私がその、輝く向日葵だとしよう。そして、君が道端の花だとする。


道端の花とは、とても強い。どんなに踏まれても、また立ち直り健気に咲き続ける。


それに比べ、向日葵は、一度踏まれたりしたら、一瞬でその輝きは失ってしまう。そこで、役目は終わってしまう。それに、非常に弱い。立ち直ることができない。


この花たちを、人に例えたら、

道端の花は、とても強く、そして心が広く、そして優しく。


向日葵は、輝きは一瞬にして消え、存在すら忘れ去られてしまう。そして、非常に脆く、弱い。心も狭く。


確かに、向日葵とは、美しく魅了的な花。誰もが望むその存在の裏にはこんな事実がある。


貴方が、私をひまわりだと言うのなら、私は弱い。性格だって悪いし、脆くすぐ壊れてしまう。


貴方が、自分を道端の花だと思うのであれば、とても心が広く、優しく、強く。


これだけで、天と地の差だ。

不釣り合いだ。」


「...。」


「でも、補うことができる。一緒にいることで輝きを持ち。そして、私が、壊れてしまった時、その優しさで、受け止めて欲しい。」


「うん。」


「決して不釣り合いなんかじゃ無い。私は、本当に貴方が好きです。貴方が、今までも、これからも居てくれなきゃ、私は当に壊れてしまっていたし、大袈裟かもしれないけど、もう、居なかったかもしれない。


今まで、何回、貴方に、その貴方の優しさに救われて来たかわからない。だから、これからもそばにいて欲しい...」


「お互い様だね。僕が君にしてあげられることは、少ないかもしれないけれど、僕も、君と一緒に居たい。そばに居たい。君が好きだ。僕の方こそ、そばに居て下さい。」


「はい!」




例え話は、単なる私の妄想である。ですが、この流れな本当にあったこと。

私も、ドラマに影響を受けた。

そのドラマは、とても考えさせられる。悲しい恋愛に、しかし、悲しみの中にある確かな愛情。相手を敬いあいながらのその物語はとても素晴らしいと思う。

お久しぶりです。

藍理です。


今回は、夜寝る前に浮かんだ例え話をお話にしてみました。


読んで頂き、ありがとうございました。

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