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【奇異譚】  作者: 赤ずきん
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其の五、刻夕

どうも赤ずきんです。

今のところ毎朝9時に投稿できていることに感動しております。


さて今回、実はよくイメージしながら読むと分かる不気味な部分があります。

気づく人は少ないかと思いますが・・・。

探しながら読むのもまた面白いかもしれませんね。

それでは本編どうぞ。

其の五、刻夕




結局大学の一限には遅刻し、受けたい講義には出られなかった。


桜「うぅ、最悪・・・。」


大学敷地内の木製のベンチに座り、一人サンドウィッチを囓る。


桜「そういえば・・・。」


いつも一緒に講義を受けている友人(昨日の)と今日は一度も会っていない。

遅刻した為に朝は会えなかったが、それにしても連絡すらもない。


桜「寝坊かな?なんと自堕落な・・・」


そう言葉に出しつつも内心は不安でいっぱいだった。

昨日のあの電話。ただのイタズラ電話だと思っていたけれどもしかすると本当に何か事件に巻き込まれているのかも知れない。

そう考えるたびに肯定する自分と否定する自分が争う。


桜「このまま連絡無ければ帰りに家に寄ってみようかな・・・。」





{昨日の電話ごめんね!ちょっと驚かそうと思って♪}


なんていう連絡は一切無く、嫌な予感を感じつつも友人の家へ向かう。

友人の家は大学からもうちからもそこそこ離れていて、電車を何本か乗り継いだところにある。

着いた頃には日も傾き、夕暮れになっていた。

慣れない土地の夕暮れはとても不気味だ。

時間が経つごとに辺りは暗くなり、周辺の家々は明かりを灯す。

友人の家は・・・


大丈夫明かりはついている。

少しだけホッとした。

せっかくここまで来たのだから、顔くらいは見せてもらわなきゃ困る。

そう思いモニター付きのインターフォンを鳴らす。


ピンポーン・・・


少し待つが静かなままだ。


ピンポーン・・・




ガチャ・・・。


声はしなかったが、インターフォンの受話器を取る音が聞こえた。やっぱりいるみたいだ。

しかしドアが開く気配は微塵もない。

試しにドアを引いてみる。

開くようだ・・・。


桜「・・・。」


もう帰りたい。これ以上は進んではいけないという警告音が頭の中で鳴り響く。

しかしもし友人の身に何かあったのならと思うと行動しないわけにはいけなかった。

警察を呼ぶという手もあったが、今はそんなこと考えられもしなかった。


桜「・・・お邪魔します。」


恐る恐るドアを開ける。




夕空はいつの間にか夜空になっていた。

どうも赤ずきんです。

どうでしょう、あなたは分かりましたか?

分からない方がいても次回答え合わせをしたいと思います。


それではまた次回。





また、読でんくたれらうしいれな。


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