其の四、夢悪
どうも赤ずきんです。
今回はよく想像しながら読んでみてほしいです。
器用な方は目を閉じながら読んでください。
では本編どうぞ
其の四、
楓「立花 楓・・・です。」
それではと言い彼女は去った。
警部「・・・。」
部下「なんか・・・すごい不気味な子っすね・・・犯人だったりして。」
警部「バカを言うな。あんな怪しい格好で殺人現場に戻ってくる犯人がいてたまるか。」
部下「分からないっすよ?そういうのを楽しんでるのかも。」
警部「ふんっ・・・しかし、いずれまた会うことになるやもしれんな・・・。」
{声を聴いてたんですよ。子供たちの声を・・・。}
あの言葉が引っかかる。
たしかにここいらには子供のいる家庭も少なくはない。
が、あの時子供の声など一切聞こえなかった。
警部「・・・歳か・・・?」
部下「どうしたんすか、引退宣言すか?」
警部「その口、少しは減らしたらどうだ・・・。」
・
気づくと私は暗闇の中にいた。
どこまでも暗く、一切の光もない。
桜「ここは・・・。」
どこからか音が聞こえる。
耳に不快な金属で金属を裂くような音が。
そして鉄の臭い。
音はだんだんと近くなり、次第に耳が麻痺して痛烈な金切り声にも聞こえてくる。
臭いもまた強烈になり、呼吸ができないほどになる。
吐き気がする。
頭痛が酷い。
ここで夢から覚める。
桜「最悪・・・。」
時計を見ると短針が8を指している。
桜「遅刻っ!!!」
どうも赤ずきんです。
一話一話が短くて申し訳ないです。
以上。
ねでん読、たま