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聖夜血戦

作者: 黒猫

冬の童話を書こうと思ったのにどうしてこうなったのか……

 今年もクリスマスがやってくる。


 だがしかし魔王城に安息の日などない。


 城門を守る暗黒騎士が雪の中紅白のマフラーをして温まっていようと……


 場内で待ち受ける高位アンデット達が電飾や星の飾りをぶら下げていようと……


 玉座を守る三頭犬がトナカイのような角と真っ赤なお鼻を付けていようと……


 魔王たる私が第三形態として真っ白な髭を生やしたデブの姿を準備していようと……


 今日も今日とて迫りくる勇者に備えて万全の布陣を用意している。


 ほら、お菓子の棒にプレゼントの箱、大きめの靴下という万全の装備で勇者がやってきた。


 城の地下牢に囚われた王国の姫のミニスカサンタ姿を見るために。


 「貴様のような大人にはこのオモチャで十分だ!」


 「くっ!魔王め……大人のオモチャだとっ!なんて魅力的な響きなんだ!?」


 「くっくっくっ……姫のミニスカサンタコスは私のものだ!」


 「なん……だと……」


 このあと魔王は勇者によって打倒され、勇者は姫と末永く爆発して過ごしましたとさ。

聖夜血戦(※ただし鼻血的な意味で)

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