表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
健康オタク悪役令嬢、静かに城内改革を始めます  作者: 南蛇井


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

76/99

レオン、アリアの働きを正式に評価する

アリアが控え室へ呼び出されると、そこにはレオンが静かに立っていた。

窓辺から差し込む柔らかな光が、彼の金の髪を淡く照らしている。


(え……なんか雰囲気が穏やか……?

 怒られる感じじゃないよね? ね?)


心臓をドクドクと鳴らしながら近づくと、レオンはいつもの凛々しさとは違う、柔らかな表情を向けた。


「来てくれてありがとう、アリア。」


そして、まっすぐに視線を合わせてくる。


「アリアのおかげで、城内の雰囲気が明るくなった。

 皆が笑って働けるのは、きみの改革のおかげだ。」


一瞬、アリアは言葉を失った。


「え、えっと……あの……」


褒められることに慣れていない彼女は、顔が熱くなるのを自覚する。

自分がしたことといえば、姿勢や水分補給を勧めただけ。

それが“改革”だなんて――。


「わ、私はただ……健康のためにできることを……。

 そ、そんな、大げさな……」


視線が泳ぐアリアに、レオンは微笑みを深くした。


「大げさなんかじゃない。

 きみが変えたんだ、王城の空気を。」


その声音は真剣で、優しく、そしてどこか親密で――

アリアの胸がきゅっと縮まる。


(ちょ、ちょっと待って……

 距離近くない……?

 こんな穏やかに褒められるの、初めてなんだけど……!?)


ほんのわずか、二人の間の空気が温度を帯びたようで、アリアはどうしていいかわからず視線をそらす。


その耳の先まで赤くなっているのに、レオンだけが気づいていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ