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第12話 古代文明の“健康魔法書”が発掘される 遺跡調査隊からの急報
王城の大広間に、重い扉が勢いよく開いた。
「王子殿下――!!」
駆け込んできたのは遺跡調査隊の使者。
鎧は土で汚れ、肩で息をしている。よほどの急事態らしい。
レオンが振り向く。
「どうした?」
使者は地図を抱えたまま、真っ青な顔で叫んだ。
「北方遺跡で……“魔法書”らしき石板が発見されました!
古代の文字がびっしりと……!」
その場の空気が一瞬で緊張に染まった。
「石板だと……!」
ヴァルノの眼鏡がギラリと光り、一瞬で興奮モードへと移行する。
「殿下、ただちに現場へ向かわねば!
学術的価値は計り知れませんぞ!!」
レオンは頷き、横にいるアリアへ視線を向けた。
「アリア、行くぞ。
君の知識が必要になるかもしれない」
「えっ、私ですか!?」
アリアは目を丸くする。
(また……面倒なものが掘り起こされた予感……
こういうときってだいたい、ろくなことにならないのよね……)
それでも、逃げられない流れだと悟り、アリアは小さく息をついた。
レオン、ヴァルノ、そしてアリア。
王国の“改革派”三名は、急ぎ馬車に乗り込み、北方の遺跡へと向かった――。




