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健康オタク悪役令嬢、静かに城内改革を始めます  作者: 南蛇井


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38/99

学者たち、アリアに興味津々(研究依頼が殺到)

魔術学院の研究発表が一段落すると――

次の瞬間、アリアの周囲に白衣とローブの集団が押し寄せた。


「アリア嬢!!」


「ひっ!」


彼女の両肩に、学者と研究者の手がわらわらと伸びてくる。


学者Aが、目を爛々と輝かせて声を上げる。


「睡眠と魔力の関係について、ぜひご教授を願いたい!

 あなたの“魔静タイム”は画期的だ!」


学者Bが分厚いノートを掲げながら迫る。


「腸が“第二の魔石”という説――

 ぜひ共同研究を!

 論文化すれば世界が変わりますぞ!」


学者Cがさらに追撃。


「水分補給で魔力が安定する件、我々で詳細な検証を!

 論文にしてもよろしいか!? いや、させてください!」


アリア

「ちょ、ちょっと待って!?

 私は……ただ!

 ただの健康オタクをしてただけなんだけど!?」


がっつく学者たちに囲まれ、アリアは完全に逃げ場を失っていた。


そんな中、ルチアだけが涼しい顔で微笑む。


「お嬢様。

 もう皆様、お嬢様を“魔力健康学”の――

 創始者として扱っておりますよ」


アリア

「だからそんな学問、作った覚えないってば!!」


学者一同

「ぜひ監修を!!」


アリア

「逃げたいっ……!!」


――こうして、アリアは望まぬまま“魔力健康革命の権威”として祭り上げられることになったのだった。

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