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健康オタク悪役令嬢、静かに城内改革を始めます  作者: 南蛇井


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36/99

城内に“魔静タイム”が正式導入

その日、王城の大広間にて。

 魔術師長が重々しく巻物を広げた。


魔術師長

「本日より、王城の夜九時を“魔静タイム”とする。」


 瞬間、貴族から騎士まで、ざわつきが広がった。


■各部署、大混乱


貴族

「夜会の時間を……前倒しにせねば……!」

「九時に静かに? 舞踏会はどうするの?」


騎士

「夜の筋トレ……中止……?

 いや、でも肩の調子は良くなったし……むむ……」


王子

「スクロール制限……?

 せ、せめて……せめて一章だけ読ませて……!」


アリア(手を叩く)

「はいはい、不満は全部聞くけど、

 “従ってもらう”わよ!!」


王子

「ブラック企業の上司みたいな言い方!!」


■“魔静タイムの鐘”が鳴り響く


 城の壁には新しく、小さな水晶鐘が取り付けられた。

 夜九時になると、やわらかな青光とともに――


 ぽわーん……ん……


 と、眠気を誘う不思議な音色が流れる。


メイド

「……この音、すごく落ち着きますね……」

騎士

「剣を置きたくなる音だ……」

魔法士

「詠唱より眠気が勝つ……!」


アリア(満足げ)

「これで城全体が、ちゃんと寝られるわね!」


■ルチア、感慨深げに


ルチア

「お嬢様……ついに睡眠の改革まで……

 王城の歴史に刻まれましたね。」


アリア

「当然よ。

 健康の基本は“寝て食べて動く”!

 そして次は――」


 ビシッと指を突き出す。


アリア

「“姿勢改革”よ!!」


ルチア

「また敵が増えますね!」


アリア

「来なさい!! 健康で倒してあげるわ!!」


■そして、次回へ


 こうして王城全体に“良質睡眠文化”が芽生え、

 翌朝の魔力はかつてないほど安定した。


 しかしアリアの改革はまだ続く――

 次回、姿勢改善で王城がまた騒ぐ!

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