睡眠の質が上がると魔力量が上昇することが発覚
“魔静タイム”が定着して一週間。
城の魔力研究者たちが、ふとした興味で
城内の魔力量を計測してみた。
次の瞬間――研究室は騒然となった。
魔力研究者
「し、資料を見ろ! 城内平均魔力量が……
全体的に上がっている!!」
魔法士
「そんなはずが……日常生活で魔力総量が増えるなんて……!」
■魔術師長の衝撃的な仮説
魔術師長(眉をひそめ、長い髭を撫でながら)
「……夜の睡眠中に、魔力の“再構築”が進む……?
つまり、壊れた魔力回路を深層で修復している可能性がある……
こんな基本原理に、誰も気づかなんだとは……」
アリア
「気づかないっていうか……
寝てなかっただけでは……?」
■現場の反応はさらに顕著
魔法士B
「詠唱の精度が明らかに上がりました!
魔力の出だしが滑らかです!」
騎士C
「体の反応速度が……速い。
昨日までの自分じゃないみたいだ……!」
メイド
「朝が……しんどくない……!
寝たら……元気になる……って……ほんとだったんですね……!」
アリア
「それが普通なのよ!!
“寝たら元気”は世界共通の真理なの!!」
■アリア、心の底から叫びたい
アリア(内心)
(腸でも、ストレッチでも、睡眠でも……
なぜこの国は“改善”に反応が良すぎるの!?
むしろ今までどうやって生きてきたの!?)
こうして王城は、“魔静タイム”によって
魔力量が上がるという前代未聞の現象を体験し、
再びアリアの改革が国を揺らすほどの勢いで広まっていくのであった。




