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待てと言われて待ったけれどもう限界です  作者: maruko
番外編

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13/18

ミシェル4/4

「おいミシェル聞いているのか?」


これまでの事を頭の中で浮かべていたらマーティンに怒鳴られた。


「聞いてるわ、離縁なんかしないわよ」


「しないじゃなくてするんだ」


「何故しなければならないのよ」


「殺人未遂教唆の罪だ、お前は捕縛する」


「はぁ?」


私が何故かを聞く前に騎士たちがマーティンの部屋に乱入してきて私は拘束された。


「マーティン酷いわ!何するのよ」


「お前はセルビアンを唆してマーティンを襲わせたわね」


王妃に罵倒されたけれどマズイマズイマズイ。

何かバレてる、私は襲えなんて一言も書いてなかったけれど、まさかあの馬鹿、私からの手紙を取って置いてないわよね。

捨ててって毎回書いてたのに。


「セルビアンの侍従が貴方からの手紙をセルビアンが捨てたのを拾っていくつか取って置いてくれたのよ、だから家は助けてあげる事にしたの」


「でも私は襲えなんて書いてないわ!」


「あぁそんな事は書いてなかった、だが私に叩かれたとは何だ?何時も罵られてるとは何だ?助けてほしいとは何なんだ?」


「セルビアンが私の子じゃないってどういう事?王妃はマーティンしか可愛くないのよって何?」


何時からの手紙が残ってるのよ!


「教えてあげるわ。その手紙とセルビアンの様子を教えてくれたのは貴方の兄よ、本来なら貴方に罪を問えば侯爵家も無事では済まないけれど今回だけは見逃してあげることにしたの、セルビアンの敵を取るためにね」


「⋯⋯そんな⋯マーティン助けて、夫は妻を守らなきゃ」


「だから早くサインしてくれ、しないならそのまま毒杯を飲ませる」


「そんな⋯そんな⋯」


泣いても怒鳴っても駄目だった。

仕方なくサインしたらその後は殴られて気を失った。



──────────────



私は今何処かの島にいる。

朝から晩まで女の身でこの鉱山で働かされている。

病気になるか怪我をするか寿命が来るか、それまではここから出られない。

いや死んでも出られない、埋葬も此処でするんだって、穴の中に入れられるだけの埋葬。


此処に護送される時マーティンは言った。


「ソフィアが婚約解消しなければ、バレなかったかもな」


そんな事、最後に聞かせないでよ!

結局私が自分で撒いた種って言いたいんでしょう。


王子にチヤホヤされて仕事なんかせずに面白おかしく暮らすのは誰でも見る夢でしょう。


私は悪くないわ


そう思っていたらムチが飛んできた。


「何時までボーッとサボってるんだ!しっかりやれ!」



1回、2回、3回あと何回叩かれるのかな?

4回、5回、あぁ意識が飛び⋯⋯そ⋯う。






ミシェルの回はこれで終わりです

傾国の美女⋯というよりちょっと可愛い顔した頭のおかしな女という感じでしょうか。

明日はサミュエルの回です

明日も引き続きお読み頂けますと幸いです

よろしくお願いします(o_ _)o

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― 新着の感想 ―
ソフィーって、ソフィアだったの? 自己紹介とか無いから、正式名わかんないな
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