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第七話「MMH」

こんばんわ。

那祢です。

今回は新たに名前がついた人が。

会社にこんな人いますよね?

いない?

ではまたあとがきで!

- ヒュン! -


僕は神の世界、別名神界へ戻ってきた。

マサシはあちらの世界で放置したまま。

何でって?

面倒くさいじゃないですか。

あれやれこれやれ意見を言うくせに自分ではしない。

自分の言うとおりにならないとその人を次のターゲットにして文句を言う。

そして自分で言ったことが大体自分に刺さる男。

まさに歩くブーメラン発生器だ。

そんな者といれば精神的苦痛に。

だから彼と一緒に行動をするのを止め、おいて戻ってきたのだ。

まあ、少しの間だから大丈夫だろう。

さて僕は残りの皆が集まったら全員を先ほどの世界に分別して配備を・・・・


- ガシッ! -

「なーに、おもしれえことしてるんですか!?天使さんよ!」


いきなり後ろから肩を両手で掴まれた。

僕は振り返る。

そこにいたのは会った中ではノマツの次に苦手な男。

ジャケット男、ジャケ男がいた。


「ちょっと触れないでいただきたい!」

「タッチ不要、おさわり厳禁ってやつっすか?お堅いことで!」


僕は掴んでいた肩の手を払いのける。

彼は少し驚いていたようだがすぐに先ほどの笑顔に戻った。

昨日とは違い少しご機嫌な様子だ。


「なあなあ、さっきのデブ。あっちの世界に置いてきたんだろ?」

「・・・・・・おいてきたとは人聞きが悪い。見学させてるだけです。」

「またまたー。戻ってくる時、つり目でこんな怖い顔でしたよ?」


両手を使いつり目を作る。

こいつ、煽ってるのか?

脅そうしてるのか?

まあばれてもかまわないか。


「でしたら何か?」

「おおー!認めたんだー。すげー。じゃあさー俺もあっちの世界に連れてってくんねえ?」

「は?」

「お願いだ!俺も早くあっちで村人育ててえんだ!」


ジャケ男のいきなりのお願いに少し驚いてしまった僕。

でも何のために行きたいんだ?


「君は何であちらの世界に行きたいと思ってるんだ?」

「だってあっちの世界ってまだ何も無くて更地なんだろ?俺さ―シ〇シティやト〇ピコ得意なんだよ!町を作る奴がさ!だからさっさとやりてえじゃん?ここって俺が好きなゲームねえじゃん。だからボーっとしたり本読んだりと暇で暇でさー。」


ジャケ男が授かったのは文化と知恵の神。

そんな彼が暇で里を作りたいと。

どっかのライトノベルにあったような題名のやつだな。


「でさーそれできるの?できねーの?」


ニヤニヤしながら聞いてくる。

こういう奴ってできないとか言うと余計絡んでくるしな。

結局あっちの世界に送るんだしかまわないか。


「良いですよ。」

「よっしゃー!今いこう!すぐ行こう!負けてらんねーし。」


僕は彼を島に案内した。



「へー!この島全体がそうなのか?端が見えないんだけどー!すっげー!」


風が吹く中、僕はジャケ男持ち高い所を飛んでいた。

彼はは周りを見渡している。

くわしい状況的には私のスキルを使い空を飛んでいる。

なぜなら彼が作る島の全体を確認したいと言ってきたからだった。


「でっけーすね。大きさって日本何個分?」

「・・・・大体4個分ぐらいかな」

「じゃあさあ。恐竜とか住んでたり・・・・」

「少量なら。地球みたいに隕石飛んでこないから全滅はしないと思う。」


そう告げると


「あっれー?恐竜滅亡説ってそれを選択したんすか?」

「でも昔、図鑑では・・・・・」

「そんなー。図鑑なんて信頼しちゃだめですってー。」


鼻で『ふふんっ』て馬鹿にしてくる。

貴方の周りに必ずいる何でもマウントをとりたい奴。

それが彼だった。


「僕は細菌の説が本当だと思うけどなー。まあ天使にはわかんないっすよね!」

「それは色々な事が起こって・・・・」

「まあまあ、皆まで言うな!おっ!原住民発見!遊びに行ってくるわ!」


そう言うと彼はフワフワと空中を泳ぎながら島へ進んでいった。

もう勝手にしてくれ。

後の人達も連れてくるから大人しくしていてくれよ。

そう思い僕は彼から離れて言った。


「へへー。アイツってやっぱり馬鹿なんだな。今のうちにこっそり色々と原住民に教えるか。このミツミ モトタカ。ゲームの実況してるしな!まあ、もうできねぇけど。」


小馬鹿にしてるのか自慢をしてるのか?

彼からあっという間に離れた僕にその言葉は届かなかった。


僕が神界へ戻った時には全員揃っていた。

待ちくたびれていたのかピチTが


「お前、俺らを案内するって言いながら何処ほっつき歩いてたんだ!」


怒鳴ってきた。

それに続き


「そうよそうよ!私達五分前に集まってたのに!」

「いっぺん死んだほうがよくない?」


とまで言われる。

なるほど。

これは神補佐になりたがらないな。

そう確信を持った。


「まあ、まだ来てないのがいるけどな。」


そう言うとチャパ男はドアの方を見つめる。


- ガチャ! -

「ごめんなさーい。お化粧に手間取っちゃって。可愛くなったんで許して。ね?」


ボディ子がドビラから入ってきた。

周りは先ほどまでの騒ぎが嘘のようにシーンと鎮まる。


「あれれ?どうしたのですかー?私が可愛らしいから見とれてたとか?はずかしいー!」


顔を覆い隠すボディ子。

それを見て皆苦笑いをするのであった。


それから僕は彼ら、彼女らを各島々に置いてきた。

島って言って良いかわからないものにもかまわず彼らを置いてきた。

簡単で安全な島を進めてもそこが良いと駄々をこねて言っていたので。

もう置いてきた。

勝手にしてくれ。

彼らを配置する作業が終わる。

そしてから全体に指示を念話で伝え各作業を始めさせた。

その後、僕はすぐ自室に戻り仮眠をとることに。

彼らの愚痴をぼやきながらずっとずっと。

眠りにつくまで。

ミツミのすることは?

このタイトルの意味は?

いつかわかってもらえれば。

次回もよろしくお願いいたします。

那祢でした。

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