第六話「マサシの野望」
こんばんわ。
那祢です。
今回は少し進みます。
タイトル通りマサシさんがなにかをします。
何かは見てのお楽しみ。
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ばれてるかもしれませんが後書きで。
俺はノマツ マサシだ。
多分合っていると思う。
ん?何で自信マサシかって?
それはこの世界へ来る前に車で事故を起したからだ。
俺は安全運転してたのにあの女スピード出したままぶつかってきやがって!
どうやら即死だったようで現世に残れずこの世界に速攻連れてかれたようだ。
ちきしょう!
チャリで出勤すればよかったぜ。
でも俺、運が良いぜ?
神様になれるんだからよ!
神補佐だか何だか知らねえが。
奴をこの世界から追い出せたわけだし・・・・・・
俺は周りを見渡した。
そこにはこちらを見ている男性がいた。
男性って言っていいのか?
人型の生物の生命体だからな・・・・・・
まあいいか。
つまらないし折角だから話しかけることにした。
「よお!お前何してるんだ?」
俺は気楽に声をかけた。
「うぉう!?あうぉ?あうぉうぉ?」
ちっ!
言葉が通じねえ。
ああそっか。
こいつら人型の生物のランクは原人だし話しかけても分らんか!
・・・・・無駄だったな。
ハアッと溜息をついた。
あと残り時間は一時間半。
あいつらが来るまで暇になった。
つまらんな。
俺はもう一度原人の方を見る。
おっ?
二人になっていた。
不審者だから覗きに来たのか!?
だが増えたってことは?
周りを見渡すとそこのは数人の原人みたいな生命体の住む村があった。
「村発見!」
奴らが生息している村を見つけた。
そこには女性みたいな生命体や小さい子どもみたいのまでいた。
暇つぶし発見!!!
俺はそのまま村に入ることにした。
村に入ると先ほど俺を観察、調査しに来た原人に出会った。
彼はこちらの方を見ると他の原人と会話をしていた。
その横で石斧を持っている奴は大変荒々しい声を上げている。
俺の勘だが多分不審者発見したけどどう対応すればいいのか。
そう話し合いで悩んでいるんだろう。
しばらくすると石斧を持った彼はその場から離れ、残った若い原人は俺を観察していた。
するといきなり手を振り出す。
「何か用か?」
「うごごっ!がえあうギご」
「ん?」
「うごごっ!がえあうギご!!!」
そう言うと原人は俺に手を振り始めた。
まるで振り招き入れてるようだった。
暇だったのでそれに従ってついていくことにした。
たどり着いたのはこの村の大きな家の前。
原人が次々入っていくので俺も後を追った。
部屋の中に入ると真ん中に小さな祭壇がある
その中央では他の原人たちより衣装が派手な原人がいた。
多分長老なんだろう。
そいつが俺を指さして
「ごるごヴァ!?がヴァえヴぁギご!?」
いきなり話し出す。
言葉分かんねーんだよな。
そう思った俺は
「お前喋れる言葉でしゃべれっ!わかんねーんだよ!」
とついついそう言った。
すると彼の周りが光り出す。
「な、何じゃ!?こやつ変な術を使えるな!?わし達の言葉も喋れるしまさかシャーマンか!?」
いきなりわかるよう翻訳をされた。
・・・・・・・なるほど!
一瞬で理解したぜ!
俺の理解力は天才級!
神様の俺には翻訳システムがあってそれで彼らに指示するんだな!
シャーマンって言ってるし。
もっと理解できる言葉で教えてやればいいか。
「いや、私はお前たちを見守っていた神だ!」
「神?」
「シャーマンなどではない!神自身だ!」
「はっはー!!!!」
彼らが俺の前で膝まづく。
ちっ!
この世界には土下座って言うのが無いのか。
つまらん。
・・・・・・・・・・?
そっか無いならば。
作ればいい。
「おい!お前達!俺を敬うならば・・・・・・・」
そこから俺は色々とこいつらに教えた。
こいつらは小、中学生の子どもと同じくらい理解力があり何でも覚えようとした。
結果。
「と言う戦い方ができる。ただ囲むだけではなくこのようにおとりを使って使っておびき寄せ上から岩を落として潰すってこともできる。」
「ほうほう。」
「色々あるんですな。」
「面白そうだ。」
と興味津々で戦略方法を聞いていた。
まだこの世界では獲物をとるしか戦が無いらしい。
ならこの周りにも集落があって早めに統合しちゃえば?
どんどん大きくしていけば技術の発展とか早くできねえ?
どの世界でも賢くて強え奴が残るんだから。
だから俺の世界は・・・・・・・・・
貰った神のスキル、武術と戦争でこの大陸を支配してやる。
この二つの情報ならスキルのお陰かどんどん湧き出てくるからな。
「すみませぬ、神様。」
「ん?なんだ?」
「この城の作り方って言うのは?」
「ああ、それな!落ちている石を拾うか岩を砕くかして石を集めて・・・・・・」
「ふむふむ。」
木板に色々書き示している。
このような話をすることにあっという間に時間は過ぎていった。
ふふふ。
これで俺の世界は他の国より急成長するだろう。
そして最後には・・・・・・・・・
笑いをこらえるのが大変だ。
さあ他の神様。
俺の教えを受けて育てた軍を超えれるかな?
結束だって強くなるはず!
神補佐が悔しがる顔を想像しながら他の神候補が集まる場所へ戻るのであった。
マサシさんは自分の作る世界を強固にするために戦い方を教えた。
それは彼らにとって良いことなのか?
それとも?
次回もよろしくお願いいたします。
那祢でした。