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第三十五話「いざなう飛行都市。」

こんばんわ!

那祢です。

新キャラが一応出ます。

彼女はどのように関わるのか?

またあとがきで。

昔々あるところにお爺さんとお婆さんが住んでいたそうな。

お爺さんは山へ芝刈りに。

お婆さんは川へ洗濯しに向かった。


「昔話って必ずおじいさんとおばあさんが出てくるよね。お子さんがいない若い夫婦でも良いと思うこともあるけど。」


神補佐は一人童謡を読んでいた。

それは桃太郎。

ついつい神候補を見ているのが飽きたので何冊か本棚から持ってきた。

神の本棚には雑誌とか漫画とかが全く無い。

そのような本を世界中から集めるとこの神の住む国では置ききれなくなるからだと神様は言っていたような。

沢山ある中読める本を探して読んでいたのだが。

知っているのですぐ読み終わってしまった。

かぐや姫やはなさかじいさん、こぶとり爺さんなどもあったのだが。

そのなかでもお爺さん率が異様に高い。


「かぐや姫もお爺さんが竹を切るしおむすびを落としたお爺さんが落ちる穴の中とか。鬼にこぶを取られるお爺さん。傘地蔵もお爺さんばかりだ。」


お爺さんばかり幸運なことがありお婆さんのイメージは悪いことばかり。

特に舌切り雀なんか・・・・・・・


「おっと!そんなこと思っている間に動きがあったようだ。」


僕は彼らが作っている世界をのぞき込んだ。


海に一人の男が流れ着く。

どうやら川から流れてきたようだ。

大きな木の板を握りしめている。

そんな砂浜ではしゃいでるものがいた。


「あれあれ?何だい?あの黒い布切れは?」

「布切れじゃないよ。人みたーい!」

「あらこんな所におじさんが転がっている!」

「あらあら?川から流れてくるなんてまさにおつですね。」

「それっておつって言うのでしょうか?風流って言いません?」

「風流?あの男はスイカか何かかしら?」

「でもこのおじさんまだ息をしているようですよ?」

「ヒューマンってなかなかしぶとい生き物ですね。ゴキブリみたい。」

「おじさんなのかしら?老け顔じゃなくて?」

「そう言えばママ様に言われていませんでしたか?発見したものは一度持ち帰りなさいと!」

「あらそうだったかしら?あたくしとり頭なので覚えていませんわ?」

「そう、だって私達・・・・・・・セイレーンですもの。」

「「「「「きゃはははははははははははははははははー!」」」」」


そう彼女たちはセイレーン。

ルン子が作り出した想像上の生き物。


「みんなで運ぶわよ。バラバラにしないでね?」

「じゃあ、行くわよ!」

「さん!」

「に!」

「いちっ!」


そう言うと集団のセイレーン達は水に浮かんでいた男を足で掴み空高く舞い上がった。

目指すは飛行都市。

ルン子の国へ。


「あっという間に到着!」

「ご飯にしましょ!」

「お腹すいたしー!」

「決まった時間に食べないと!」

「「カー、キー、クー、ケーお先に!」

「「「「待ちなさい!コー!わたしも行きますわ!」」」」


セイレーン達は彼を飛行都市のレンガの壁に囲まれた場所にそっと置く。

下には芝生が生えている。

そこに彼を放置して我先とご飯を食べに向かった。

・・・・・・・・・・・・・・

ずぶぬれ姿の男の服があったかい日光とそよ風で乾き始める。

その姿は盗賊であった。

ミツミの国のヤマタカだ。

彼はミツミの刺客から逃げ続け川に転落した。

川の流れは速くすかさず握った流木を頼りに川を下る。

寒さと疲れでヤマタカは意識を失ってしまった。

そこでたまたま救助をしたのがセイレーン。

ヤマタカは息を吹き返した。


「ここは・・・・何処だ?」


体が動かない。

ゴロゴロのボコボコって言えばわかるか?

石にぶつかったり違う流木が自分めがけて流れてきたりで。

うん。

体が痛くてしばらく動けない。


『くきゅー』


腹の音が鳴る。

そう言えばご飯食べてなかったな。

お腹すいたな。

首を横にした時だった。


「おじいさん食べる?ひゃ!」

「うぉ・・・・・」


一人のセイレーンがいた。

目の前だ。

僕はびくっとする。

彼女も同じだ。


「ムーのご飯だけど・・・・・・おじいさん、お腹すいてるんでしょ?これ食べる?」


おじいさん?

僕、まだ若いのに!

おじいさんと言われちょっとショックだったが今は栄養が先だ。

目の前に大きいおにぎりがある。

かすれる声で答える。


「ほ・・・・ほしい。」


その答えに彼女はびくっとする・・・・・が。


「じゃあ、・・・・・あげる。」


と言って彼女が持っているおにぎりを僕の口に当てた。

むしゃむしゃ食べる。


「おじいさん、早く元気になってね。」


しゃべれないので首で頷く。


「名前ってある?あたしムー。おじいさんは?」

「・・・・や、やま・・・・た」

「ふーん。じゃあヤマタって呼ぶね?」

「・・・・・・・・・・・ああ。」


無言で食べる僕。

今は何してでも生き残らないと。

たとえ敵の国家のこの子の力を借りなければいけなくとも。

ヤマタカは耐える。


「はい!ヤマ食べて!」

「ふぐっ!」


口にご飯を詰められる。

例えるなら大きい人形でままごとをする子ども。

それまたはヒナに大きい餌をあげてる親鳥か。

しかも呼び方がヤマになってるし。


「もが!もごもご!」

「ヤマいっぱい上げるからね。早く大きくなってね!元気になってね!」


これ以上大きくなれないよ!

頑張るんだ!

頑張るんだ僕!

そう言い聞かせながら体を癒すだけのヤマタカだった。

ヤマタカは生きていました。

彼が飛行都市で?

まだ考え中です。

またよろしくお願いします。

那祢でした。

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