第三十四話「非道。ミツミの罠。」
こんばんわ。
那祢です。
今回は残されたヤマタカは?
神のミツミと話すこととは?
またあとがきで。
「そ、そんな馬鹿な・・・・・・」
崩れ落ちる一人の男。
その名はヤマタカ。
ミッチーランドでは最強を誇る盗賊の親分。
いや、親分だった男だ。
その理由は彼が持っていた手紙にあった。
そう訃報の手紙だ。
そこにはこう書いてあった。
『シラマツ、ヤヤアの二名。仲間の復讐の果てに自らの命と引き換えに特攻故爆死。』
そう簡単な文で書いてあった。
「き、昨日まで一緒にいた・・・・・隣にいたはずなんだ!なんで二人が!?」
文にはそれしか書いていなく詳しい内容はわからない。
ヤマタカはミツミ様との会見を求めた。
ミツミは忙しくそれに応じたのは一週間後になった。
その間にいろいろ情報収集をしたりして過ごすことに。
そして会見の日が来た。
「おや、ヤマタカ。なんだ?俺に会いたいって?」
王の間で座っているミツミ。
「私みたいな盗賊がすみません。」
頭を垂れて膝まづくヤマタカ。
「かまわんよ。で・・・・・俺と会いたい理由ってのは?」
「いえ・・・・・私たちの仲間が二人亡き者になったと連絡がありまして。」
そう告げるとミツミは遠くを見つめる顔をする。
「ああ、確かヤヤアとシラマツと言ったか?」
「はい、そうです。」
「アイツらが敵の神と自爆特攻したと聞いた。」
「・・・・・・・・・」
遠くを見つめていたミツミがヤマタカを見る。
そして渋い顔から一瞬に笑顔で答えた。
「素晴らしい!」
「えっ!?」
「愛国心のある奴らだな。自らの命を使ってでも敵の大将を打ち抜く。二階級特進してやらないとな!」
「み、ミツミ様?」
「考えてみろ?我が国の為に命を払い俺に頭を垂れない邪魔な国、国民を自体を一掃したんだ。すばらしいと思わないか!?あっははははははっ!!」
ミツミは立ち上がり大爆笑をしている。
「これで他国は私の国の人材と技術を恐怖に思ったはずだ。他の国から簡単には攻めてこれないはず!やっと防衛も脅威も無くなった!この国は安全で平和の国になったんだぞ!笑わずにいられるか!他国と同盟などやり放題だ!この戦略ゲーム、楽しくなるぞ!」
そう言って会見の間にいる皆を見渡す。
この時ヤマタカは恐怖を覚えた。
ミツミが考えていたこと。
それは力と技術、それと恐怖でこの国を発展させようとしていたからだ。
そのとき一つの疑問が浮かぶ。
その疑問をヤマタカは投げかけた。
「み、ミツミ様もしかしてヤヤアとシラマツは・・・・・・」
濁しながら言葉を選ぶ。
周りを見ていたミツミの視線がヤマタカに戻る。
「ん?ああ、あの二人か?」
「はい。」
ミツミはにたっと笑う
そして・・・・・・・・
「何か復讐したいって言っていたから俺の考えた技術の最大の爆弾をくれてやった。ああ、そう言えばどんぐらいの威力って言ってなかったな?」
それはすべて知っている顔だった。
そうミツミは最初から考えていた。
忍者みたいに使用している盗賊。
仲間の死亡にて恨み、憎しみを持っている彼ら。
それを利用して彼らに焚きつけて行動に起こさせた。
普通の爆弾と思わせながら爆発範囲の高い爆弾を持たせて。
「あ、ああああああああ。」
頭を抱えるヤマタカ。
自分が疲れている間に二人は呼び出され。
その命を受け・・・・・
散った。
ミツミはまだ続けて話す。
「俺が作った一人乗り簡易飛行機と彼らの身のこなしを使えば町まであっという間だしな。これは笑いが止まらんな!あっははははははっ!!」
大笑いするミツミ。
盗賊など野蛮で余計なものがいなくなったとクスクス笑う有力者たち。
ヤマタカに一つの気持ちが生まれた。
仲間を思う気持ちと。
憎しみが。
「というわけだから・・・あとは君だけだ。」
ミツミは顎で指示する。
すると回りの兵士が動き出した。
ヤマタカ囲むように。
「くっ!」
ヤマタカは胸元から何かを取り出した。
それを床に投げつける。
中から煙が立ち込める。
「な、なんだ!兵士よ私を守るんだ!」
そのすきを見てヤマタカは夜の闇に溶けるように逃げ出した。
今は一歩でも遠くに。
「お前たち。ごめんな。すまない。」
「くそっ!ヤツを撃ち取れ!」
追手が来るなかヤマタカはにげられたのか?
それは誰もわからない。
ミツミに利用されたヤマタカたち。
散った仲間たち。
ヤマタカという新たな復讐者が生まれた。
逃げた彼はどうなる?
またよろしくお願いします。
那祢でした。




