第三十一話「憎悪と復讐を」
こんばんわ。
那祢です。
今回はその後何をしたのか。
憎しみには?
ではまたあとがきで。
「おや?」
神補佐の僕はつい言葉を出してしまった。
ここは神の住む星の外の世界。
のんびりコーヒーみたいな何かをストローで啜りながら星を眺めていた。
先の戦いでニシジマ リュウトは焼けた城の中で逃げる者たちを指揮して火傷を負い重傷。
その犯人のミツミの忍者っぽい奴らがタキハラの潜入隊に押し付けて逃亡。
そして帰還・・・・・とまでいったんだが何を考えてるのか?
忍者の部隊にいた数人がここで動き出している。
その方向は・・・・・・まさか!
慌てて眺めていた星に戻ることにする。
彼らがすることは・・・・・
「血で血を洗う戦争になりかねない!」
間に合ってくれ!
「・・・・・・・・」
私はもう一度この場所に戻ってきた。
そう、私が打ち取れなかった神。
ノマツ マサシの陣地に。
彼は私たちが闇討ちをして重傷を負わせた・・・・はずだった。
でもどうやら動けるようになったみたいだ。
私の勘違いなら良かったんだけど・・・・・・
そうじゃないみたい。
「はっはっはー!!!無礼講じゃー!」
「ノマツ様最高です!」
「ああ、ノマツ様!素敵!」
両手に花みたいに可愛い女の人を両サイドに並べている。
右手は胸。
左手は尻。
でも私のターゲットはこいつ・・・ではない。
「あははははははははー!」
ノマツに負けずに声がデカい男が一緒にいた。
タキハラだ。
今回の私たちの作戦、どうやらノマツがタキハラに頼み部下を潜入また妨害工作を行っていたようだ。
何故そう思ったのか?
それは簡単。
私達が人を〇すことは避けるために城に仕掛けた火薬は少し減らして配備した。
村の人々など無関係の方を巻き込まないようにするためだったのだが。
爆発して見ればわかるよう大爆発。
それで城下町は燃え盛った岩が飛んでいき大火事。
数百人が無くなったと通信機に出ていた。
誰かが火薬を増やしたしかない。
その犯人を調べることにした。
里に戻ってみるとさっそく酒場で噂話を聞いた。
― ノマツとタキハラが同盟を結ぼうとしている。 ―
その噂話を聞いた私は一つの過程を考えた。
彼らの性格上何らかの得や儲け話が無ければ動かない人たちだ。
二人が同盟を組もうとしたのは何らかの理由がある。
私は隊長たちと別れた後、すぐに考えて調べてみた。
だからわざと隊長のヤマタカと獣人で追いかけっこをしている間に他の獣人を狙撃。
その怒りを全てこちらに向けるようにしたんだと思う。
そして仕込んだ火薬の増加。
彼らが独自で水中でも濡れない火薬の運び方を研究できるのか?
否。
その技術も全てノマツの仕向けたものだとしたら?
そして一つの仮説が出た。
― 私達をはめて処分するため。 ―
ノマツは私たちに狙撃され恨みを持っている。
そのためどうにかして処分したいはずだ。
ミツミ大佐にばれないようにするには?
相手が起こした事故に見せかける。
「くっ!」
私は握りこぶしを強く握りしめる。
これはまんまと罠にはめられたのだ。
侮辱に値する。
「今なら二人を・・・・・・」
どんちゃん騒ぎをしている二人の後ろに配膳人の姿で潜り込む。
大きな配膳の下に巨大な火薬星をカバンから取りつける。
配膳も爆弾も人の頭二倍ぐらいありそうだ。
下は布で覆っている。
「おっ!料理か!うまそうだ!」
喜ぶノマツに鍋に火をつける。
ついでに導火線も。
その場を後にしようとさっさと移動・・・・・
「ちょっと待て。」
ノマツに声をかけられた。
冷や汗が出る。
「お前新しい配膳人か。可愛いな。名前は何と?」
もう時間は無い。
「アヤヤです。」
私は偽名を答えた。
その時だった。
配膳から眩しい光を放ちすべてを飲み込んだ。
ノマツもタキハラも。
そして私も。
「間に合わなかったかー。」
僕は頭を掻く。
ノマツの陣地は半分くらい跡形もなく吹き飛んでいた。
多分この光の量だと彼女はもう〇くなっているんだろう。
ノマツの反応も消失。
タキハラは・・・・・・・おや?
まだ生きてるようです。
仲間の兵たちがノマツの策略にかからないよう魔法でバリアを張っていたのでしょう。
でも無傷とは言えないようです。
タキハラも足を負傷。
あの傷なら多分魔法や治療でも治せないだろう。
「起こしたものは・・・・・・」
残留思念になってる。
こんな終わり方切ないな。
でも、まだもう一人の方も。
急いで止めないと!
確認しに行っ・・・・・・
― ドゴーーーーーーン! ―
遠くの方から爆発音が聞こえた。
この方角はまさか・・・・・・・
その後、沢山の声が自分に流れ込む。
― ギャー!! ―
― 助けて―! ―
― お、おかあちゃーん! ―
― ぼ、僕の体が、動かないんだよ! ―
― あ、あなた!頑張って!助けがすぐ来るわ! ―
ニジシマの城・・・跡の方角で爆発。
今の声は〇ぬ間際に人が思う念が飛んでくる。
さっきのヤヤアの時も同じく流れ込んだ。
だがあちらの方角の倍の威力だった。
僕は颯爽と確認に向かう。
そこをみて僕は絶句した。
そこには城跡どころか獣人の里が何もかも残っていなかった。
ただの穴の空いた更地。
そう伝えるのが正しいと思う。
残留思念をたどる。
起こしたのは・・・・・・・
シラマツだった。
「何で誰も平和を望めないんだろう。」
神補佐は間に合わなかった状況を見ながら呟くのであった
ヤヤアは仕組んだ二人を。
シラマツは自分の仲間を〇したものを。
憎しみからは憎しみしか生まれない。
そう思う作者です。
次回はこの騒動のせいでさらに世界は混沌に?
またよろしくお願いします。
那祢でした。




