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第二十九話「代償と・・・・・」

こんばんわ!

那祢です。

前回の続きですが。

ナバイは助かるのか?

それとも?

またあとがきで!

「おやおや?やはりすれ違っているな。」


神補佐の僕は相変わらず新しい星を遠くから覗いていた。

この星で輝く生命。

その一つ一つに光が灯っている。

その一つが今弱くなっている。

神様なら救えるんだろう。

でも僕は神補佐だ。

そんな力はない。

この世界の技術なら救うこともできるだろうが。


「おや?」


細い男はびくっとする。

何か気が付いたようだ。

走って戻っているよ。

まったく今さら戻っても・・・・・・・・


「なあ、どうなるかわかんないか。運しだいだし。」


僕はふぁーッと欠伸をすると違う場所を見ることにした。

だってこの後の展開、つまんないんだもの。

そう思いながら。




ヤマタカは作戦を実行し集合場所にようやくたどり着いた。


「待たせた。すぐ脱出するぞ!」


だが他の奴らは反応がない。

むしろまだ座り込んでいた。


「お、おい!どうした!?スナマキとナバイを救出したんだろ!?さっさと逃げるぞ!」


準備をするのに少し時間がかかって急いで待ち合わせ場所に向かったヤマタカ。

集合場所は『城から外れて使われていない場所がある』とトネから話を聞き救出したらそこに集まるよう話した。

なので全員救出し終わったということじゃ・・・・・

周りを見る。

そこには顔面蒼白のヤヤアとうなだれるシラマツ、顔を覆い泣きじゃくるスナマキがいた。


「お、おい!お前達、何をしてい・・・・・・・・・・・!!!」


その時、近づいた彼らにヤマタカはようやく三人がうなだれた原因を確認した。

そこには横たわるボロボロの人形。

服はズタズタで破れた服から見える肌は鞭の跡がしっかり残っていた。


「ま、まさか・・・・・・」


覗き込んだ時そのものに気が付く。

生気のない顔が見えた。

そうそれはナバイだった。


「な、ナバイ?!」


呼んでも返事も反応も無い。

死人に口なし。

ただの屍の様だ。

いや、屍になってしまったのだ。

ヤマタカは後ずさる。

それを見てシラマツが立ち上がりこちらに近づいてきた。

そして・・・・・・・


― パンっ! ―


ヤマタカの頬に熱が走る。

シラマツが平手打ちをしたからだ。


「・・・・!?何をする!?」

「お、お前おっせえんだよ!」


遅い?

動揺する僕。

遅いってなんだよ!?

お前ら緊急用の・・・・・・


「ヤマタカ!お前、収納ポケット持ってんだろ!」

「・・・・・い、一応みんなの分を用意して渡してあるだろ!?緊急回復丸薬使えばよかったじゃないか!」


二班に分かれるときに各一つずつ持つようにした。

低下した体力を回復する緊急回復丸薬は各自五個ずつ収納ポケットに配備してある。


「ふん!・・・・・・そう言うんじゃあ、お前のポケットに入っている物を確認して見ろ!」


何で怒っているのかわからないがシラマツの言うとおり中身を確認してみた。


「なっ!?」


俺は収納ポケットを開いて中身を漁るがその瞬間すぐに気が付いてしまう。


「中に何が入っていた?」

「・・・・・・・・・・・・・」

「何か言えよヤマタカ!」


何も言えるはずがない。

だってそこには緊急回復丸薬が十五個入っているのだから。


「ごめん。」

「お前がしっかりアイテム確認をしなかったから・・・・・・・」

「やめて。」


シラマツが言おうとしたことをヤヤアが止める。


「だ、だってさ!それがあればナバイは・・・・・・」

「だからもうやめてって!」


ヤヤアの声が大きくなる。


「・・・・・・・・・・・・・」


それに対して沈黙する全員。

そう、僕が渡し忘れていたんだ。

だからナバイの命を・・・・・・・


「・・・・・・作戦失敗しましたので帰りましょう。」


スナマキは淡々という。


「・・・・・・・・でも城を破壊するだけの爆薬は仕掛けた。作戦は終わっていない。まだ!」


すると城の石垣と壁がいきなり爆発し吹き飛んだ。

ニジシマ城が傾き木製の城に炎が上がる。

炎上するニジシマ城。

絶命する声が響く。

瓦屋や瓦礫が落ちて水の入った堀に落下。

そこでも悲鳴が上がる。


「お、俺の城が!俺の城が!」


天守閣からはあの男が慌てふためく。

そいつが炎に包まれる。

それを見た僕は


「・・・・・・任務完了。」


そう言うと里に戻ることにした。

その間一切言葉を交わさずに。

大切な仲間を抱えながら・・・・・・無言のまま・・・・・・・・・・

新たな犠牲で終わった今回のストーリー。

またひとり仲間が。

神達はどうなったか?

次回はお休みします。

またお願いします。

那祢でした。

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