第二話「神の人選」
おひさぶりのこんばんわ。
那祢です。
風邪なのかコロナなのか?
体調不良に襲われてました。
今回はこちらを。
神補佐とは?
またあとがきで!
「やっぱここって大きいな。」
僕は大広間で一人待機をしている。
何故かって?
それは・・・・・
神様がこの場所で待っていてくれと言われたからだ。
あの衝撃的な出会い、出来事から数日たった。
話が終わった僕を個々の職員が部屋まで運んでくれたようだった。
カプセルホテルに近いワンルーム。
それが僕の為に用意された部屋。
そこでマニュアルを読んで待機していた。
まあ部屋から出れなかったから時間つぶしのためだけど。
ご飯は決まった時間に届けてくれるが食べなくてもかまわないらしい。
もう亡くなっているからね。
そんな数日が立ち部屋の電話が鳴る。
呼び出しの連絡が来た。
「やあ、もう起きていたか?君に仕事を持ってきたぞ。」
声は知っていた奴だった。
この間話をした神様の声だ。
「あ、ああ。仕事・・・・・仕事ってどんなことをするんですか?」
機嫌を損なってしまったらどんなことがあるかわからない。
僕は昔会社であった面倒臭い上司を対応するように聞いてみた。
「それは追って説明する。今は早くこの間の大広間に来るんだ!」
どうやらいら立ちを隠せないみたいだ。
何があったんだろう?
僕は急いで仕度をする。
部屋にあった真っ白な服を着て帽子をかぶり部屋を出た。
部屋から出るといきなり光に包まれる。
眩しいので目を閉じる。
そして再び目を開けるとそこは大きな部屋だった。
ここに神様がいるって言われてきたのだが。
周りを見渡すと真ん中に数人いた。
「ここってどこだよ!」
「わーん!ままー!変な人に拉致られた!」
「おい!ここから出せよ!俺を誰だと思っているんだ!」
「何であたしがこんなところで!椅子ぐらい用意しなさいよ!」
各自騒いでいる。
人間のジャンルはそれぞれバラバラだ。
そんな彼らに神様が接触する。
「私は神だ。」
「うるせー!盲ろく爺!俺らを元の世界に返せ!」
「そうだ!そうだ!」
皆、怒鳴りながら神様の話を聞こうともしない。
神様が困り顔だ。
ちらっとこちらを見る。
面倒くさいんだろうな。
ん?
神様は目が合うと笑顔になった。
「えい!」
ー ピシャン! ー
「がはっ!」
僕の頭上から落雷が落ちる。
いきなりの事で僕は何にも把握できていない。
体が動かないぞ?
「五月蠅いとこいつみたいにするぞ?こいつは神の補佐だから死なんがな。貴様たちなら跡形もなく消滅していたぞ?」
「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」
一同が黙った。
麻痺が抜けて動けるようになった僕はうつぶせになりながら神様を睨む。
脳内に言葉が飛んでくる。
これはまさか、念話!?
- シビラせてすまんすまん。こいつらを黙らすためじゃ。お前さんは神と同格になったから死なんようになってるのでな。それとちょいと実験も兼ねてな。 -
「いきなりはやめてくださいよー。」
- すまんのう。でも、これでこいつらは君に色々言えないようになったはずだのう。死なないってことは君も神の一角としてみられるはずじゃから。 -
「全くもう!」
その一声で僕は立ち上がった。
神様の話を聞いていた者たちの視線が集まる。
真っ黒焦げだった者が元の形で戻れば注目されるか。
「こちらの者がお前たちが世界を作るのに協力してくれる神補佐じゃ。」
「よ、よろしくお願いします。」
「以外とが、頑丈なんですね。」
「あらイケメン?」
「ふん!補佐などいらない!」
また各自口々に言っている。
まあ、そうなるよね。
「でわ諸君、わしの与えた世界。頑張って育てるんじゃぞ!」
そう言って神は消えて言った。
残ったのは僕と七人の地球人だった。
横には大きなホログラムで出来た青く丸い星。
地球みたいな星がそこにあった。
僕は息を吸い込み彼らに説明しなければいけない。
操作や説明のマニュアルはしっかり頭の中にある。
さあ、始めるんだ!
「では、七人の神たち。世界の作り方を今から教えるぞ!」
僕の神の補佐生活が始まるのであった。
普通の人間を神に?
神様は何を考えているのか?
神補佐の不運はまだまだ続く。
またよろしくお願いします。
那祢でした。