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第十七話「策略と陰謀」

こんばんわ。

那祢です。

最近は体調不良が多いです。

今回は狙撃されたノマツ。

行ったのは?

またあとがきで!

「ふっふっふー!大佐の考えた通りになったな。」


全身黒装束を着た者が走りながら呟く。

ノマツ達がいた場所から三キロメートル離れた場所。

忍者・・・・のようで忍者っぽくない服装の男が三名。

呼ぶならばシーフこと盗賊の男。


「大佐が言っていた通りにノマツはナベシマを討伐後、本陣で勝利の祝いを行う。そこをアイツらが持っていた遠距離の武器で狙撃するって手筈だった。・・・・・・・・あと少しかな?」


盗賊が月を見て確認する。

すると・・・・・


- ドーンッ!バーンッ!ドガーンッ! -


明るい火花で町の中が賑やかになる。

そう彼が仕掛けていたのだ。

大量の火薬を。

爆発ついでに家が炎で燃え上がる。


「ギャー!熱いよ!」

「な、何だ!何が起きて・・・・ぐはっ!」

「わーん!怖いよう!!!!」


炎の中で叫び声が聞こえる。

町民たちの断末魔や叫び声が聞こえる。


「おや?本陣周辺に仕掛けた爆弾や火薬の炎が民家の方まで燃え上がってしまいましたか?それとも民家に間違えて火薬を?可哀そうに。」


右端の男が首をかしげながら答える。


「・・・・・・お前解って仕掛けたんだろ?」

「・・・・・・・・・・・・最低。」


その男の顔を確認して言う二人。

もう一人は女性のようだ。


「えー何でですか?僕は悲しんでいるんですよ?」

「「・・・・・・・・・」」

「信じてもらえないなんて悲しいなー?お仲間ですよね?」


二人はその男から少し離れる。


「離れないでくださいよー。喜んじゃいますよ?」

「だってな。」

「ええ・・・・・・・・・・・貴方の口元。」


そう彼の口元は歯を見せるぐらい笑っていた。

何かを欲しがるように。


「やめてくださいよー。異常者みたいな扱い。あなたたちだってやってるじゃないですかー?」

「いや俺たちがやったのは本陣と兵士宿舎への火薬の配備と兵糧の破壊。」

「・・・・・・・・・破壊。」

「君ー。口数少ないなー。どこ破壊したの?」


女盗賊がナイフをにやけ盗賊に突きつける。

寸前の所をにやけ盗賊はかわした。


「あぶないじゃないですかー!全く!」

「・・・・〇んで。」

「お断りします。生きまーす。」

「・・・ウザい。」

「ウザくて結構!ドМなので喜んじゃう!うひゃひゃ!」


女盗賊の素早い連続突きを素早くかわすにやけ盗賊。

その二人の間に普通の盗賊が割り込む。

そしてナイフを分捕り二人の頭を小突いた。


「「痛!」」

「お前らいい加減にしろ。大佐の迷惑になる。」

「だってさー。」

「・・・・・・・・・」

「三人無事で帰って来いって言ってたよな。その任務遂行したくないのか?」

「・・・・大佐、命。」

「バナイ、お前だって大佐に言われて実行したんだろ?自分がしたことのように言って悪者なるな。」

「ちぇっ。バレてんの。」

「・・・・・・・え?」


女盗賊は驚いている。


「しばらく攻めてこれないように町を襲ったんだよ。あの方角は予想だけど傭兵ギルドと市場などだったと。」

「ご名答!町の武器庫と台所を壊すのが鉄則って言ってたからね。」


バナイことにやけ盗賊は親指を立てる。


「・・・・・じゃあ、サイコパスではないの?」

「ヤヤア。それは多分違うと思うよ。な?」

「女の子にお願いされちゃうとサイコパスになってもっとすんごい事しちゃうよー?」


手をワキワキして女盗賊ヤヤアに近づくバナイ。

逃げるヤヤア。

彼女に届く寸前のところで風を切った。


「あれー?つかめるもんが無かったか?残ー念。」

「お・ま・え!」

「国まで逃げろー!」

「全くお前らは!待て!」


バナイの後にヤヤア。

ヤヤアの後ろに普通の盗賊。

その三人は夜の闇に消えていきましたとさ。



「おい!大丈夫か!」

「・・・・・・・・一応、けほっ!」

「ノマツ様は!?撃たれたみたいだったけど大丈夫なの?」

「大丈夫だろう。あっちにはニーナいるんだし。」


すると爆発で倒れた支柱の間から声が聞こえた。

イチとサジ、ゴロゴとナミナだ。

一本の先に倒れた柱のお陰で助かった。

そこから抜け出すと兵士が一人かけてくる。


「みなさん無事ですか?」

「ここは安全。動かざること山の如し。ところでノマツ様とシジ、ニーナは無事か!」

「お館様が非難した場所は炎に巻き込まれていません。どうやら補給用に用意した町は半焼しそうですが・・・・」

「そうですか。ならば一時、補給のため自国に戻らないといけないですね。」

「了解しました。全員に伝えてきます。ところで他の方たちは?」

「ん?」


後ろを見ると誰もいなかった。

多分お館様を確認しに行ってるんだろう。

俺はまず兵士の士気を戻さないとな。


「確認しに行っているようです。では我々は今しなければいけない仕事をこなしましょう。」

「了解しました!」


兵士とともに動き出す。

だがサジの心は怒りに燃えていた。

この現状を起こした者たちを。

必ず見つけ次第・・・・・・・

そう誓って。

狙撃した三人組。

かれらは誰の下に?

バレてる気もしますが。

次回も頑張ります。

那祢でした。

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