第十一話「こんな世界で大丈夫か?」
お久しぶりです。
風邪&正月仕事の那祢です。
今回は海の男との話し合い。
彼に話が通るのか?
またあとがきで!
チャパ男ことタキハラ リュウキ。
彼の考えてる世界は少し変わっていた。
「マーマンやマーメイドが平和に暮らせて釣りができるっていいって思わない?」
「いやだからさ・・・・・」
「半魚人だって人魚だって海の生き物だし。仲良くできるって。サメとかだって腹減ってなければ攻撃だってしてこないし。」
「だから根本が違っていてね。拠点だって・・・・」
「良いじゃん。平和ならさ。腹減ったら魚釣ったりして食べてさ。船やいかだの上でぷかぷか生活すんの。でっかい浮島作ればみんな生活することできるじゃん!な?」
「・・・・・・・・・・・」
ちなみにマーマンも半魚人もこの世界では怪物、モンスターと言われて人間からしたら討伐対象。
海に近寄った人間を食している。
マーメイドこと人魚も同じだ。
何人の人間が年間マーメイドの歌で眠らされ連れ去られてるのか。
そんな奴らの浮き島を作ろうなんて考えている。
ん?
前回の空を飛んでいたハーピー類はいいのかって?
本当は駄目なんだ。
でもそれを許さなかった場合、彼女はあの時に何をしでかすのか。
攻撃または報復してくると思うんだよね。
でも彼女の場合は空中を飛んでる浮島を拠点として使ってるからね。
そこは彼らの国と認めたんだ。
ガチオタクの報復が怖かったわけじゃないからね!
で彼の場合は大きな浮き島を拠点にするって言うからさ。
さすがに国とは認められないんだ。
「何だよ黙り込んで。なんか文句あんの?」
何で全員面倒くさい人を選んだんだよ!
「文句と言うか島が移動できた場合、国として・・・・」
「大丈夫大丈夫!俺たち神候補が認めればどこにあったって国だからさ。ほら〇ょっこり〇ょうたん島だって独立したものだったし。」
「それは人形劇の世界での事で・・・・ひょうたん島は・・・・」
「だからみんなに認めてもらうから大丈夫だよ!他の領地が欲しい人が喜んじゃうね。あげちゃえばいいか!あははははは。」
まったく話を聞いてもらえない。
ああ、もう面倒くさい、
「わかりました。全員がそれを国、または拠点と認めてもらえれば良しとします。」
「よし!通った!うしっ!」
くそっ!
わかっていて言ってたのか!
少し後悔した。
まんまと乗せられてしまった。
「じゃあ僕は勝手に魚たちの楽園作るからさ。出来たら呼ぶからさ。そん時また会いましょう。」
タキハラが手を振ると周りの者が一斉に真似をして手を振っていた。
僕はそれを確認するが手を振らず飛び立った。
本当にこんな世界で大丈夫なのか?
不安になってきた。
これで最後の神候補・・・・・・・
「あっ!」
一人忘れていた。
死、冥府を選んだわふ子。
彼女に会いに行くのを忘れていた。
僕はさっそく彼女のいる島に向かった。
- ピュルルルルル―! -
彼女を送った場所。
そこのは何もいなかった。
いやそうじゃない。
言い方が正しくなかった。
正しくは何にもいなかったし何にもその場所には建物が立っていなかった。
普通って島貰ったら建物やテント立てるじゃない?
どっかの〇険少年って番組だって寝る物作るじゃないか。
その後が何にも見当たりません。
でっかい平原に動物が走り回っていてまるで〇ニマルチャンネル見ている感じだ。
・・・・・・・・・・
で彼女はどこ行ったんだ?
鹿っぽい奴に吹き飛ばされた!?
未知なる者にさらわれた!?
生体センサーに反応しないなんて!
鏡の世界で戦士になって戦っているとか?
何処へ行ってしまったんだ!
そんな時であった。
- さみーよなこの世界。 -
- 太ってる人は寒さに強いって聞いたことあるぜ!太ろうぜ! -
- それは無理だよ。 -
- 何で? -
- まあ俺たちが骨だからな。 -
なんか骨の方たちが漫才してる。
どっかで見たようなネタなんだが。
まあ第一村人発見。
聞きこみするか!
「すみません!」
- !!! -
「不審者ではないです。神様の補佐をしている者です。」
- ・・・・・・・ -
「すみませんが神様みませんでしたか?」
- ・・・・・・・・・・・・・・・・ -
何も話してくれない。
まあ普通は死人に口なしって言うようにスケルトンは意思を持たず喋らないはず。
- なんですか?不審者としゃべるなってエリチョに言われてるんですが。 -
「エリチョ?」
- はい。偉大なる仕事人。ニーチョのエリチョさんです。 -
「そのスケルトン、すごいんですか。」
その問いに二人のスケルトンは顔を合わせこう言った。
- エリチョは一人で暗黒都市を作ろうとして諦めて・・・・ -
- コタツ―に入り娯楽の麻雀の仕方を教えてくれた座敷童の妖怪です。 -
その答えに僕はようやく探し物が見つかった。
わふ子はこの世界では神でなく座敷童として生活してると。
「連れて行ってくれないか?」
- それは個人的に無理です。不審者なんで。 -
「ならどうすれば・・・・・・・アッ!」
僕はひらめいた。
最初からこうすればいいんじゃないか?
「じゃあさ。麻雀しない?」
その問いにスケルトンは
ー うん! ー
の二声で麻雀が始まった。
実際わふ子に会えたのは4時間後で空が暗くなったときであった。
海の男は一枚上手だったようです。
それとわふ子にあえるのか?
次回もよろしくお願いいたします!
那祢でした。