第3話 ダンジョン攻略後
コンソールに向かうと鑑定を使って調査をします。
まずは重要なダンジョン崩壊を防ぐためにダンジョン氾濫をストップさせてその状態を固定します。
そしてダンジョン攻略の報酬ボタンを押してみると脳内に『鑑定を取得しました』と響きますが元々持っているために変化はありません。
後はエレベーターで5階まで移動するとボス部屋に入ってみます。
するとボスが復活していたのでボスのリポップは1日だと分かったので素早く倒します。
ここでダンジョン攻略が済んだのでエレベーターで1階に戻り地上に出るとダンジョン攻略部門の部長に頼んで何も無い倉庫に人員を派遣して貰いドロップアイテムの整理を始めます。
各階のモンスターの通常ドロップアイテムとレアドロップアイテムをモンスター別に仕分けして行きます。
それが済むとボスドロップも通常ドロップアイテムとレアドロップアイテムに仕分けていき、記録してもらいます。
アイテムの仕分けが済むとエレベーターについて部長に聞いてみると直接管理しているダンジョンにはエレベーターがあり、ボスを倒している階層に移動出来たので何時公開するか話し合っているそうです。
今日はここまでとして家に帰りますが明日からは企業グループで管理している他のダンジョンの調査に向かう事になりました。
翌日からネットのゴーグルマップで位置を確認してダンジョンの入り口付近に転移します。
それぞれのダンジョンを2日かけて攻略するとドロップアイテムをモンスターに合わせて整理して並べて記録して貰います。
合わせて2週間で合計7個のダンジョンを攻略してダンジョンの氾濫が起きないようにしました。
各ダンジョンを攻略した報酬は鑑定,アイテムバック,火魔法,水魔法,風魔法,土魔法,聖魔法です。
各ダンジョンの地図と現れるモンスターとそのドロップアイテムを纏めたので後続の攻略は一段と早まるでしょう。
また隠し部屋にある宝箱から鍛冶師と薬師の入門編から応用編の書物が手に入ったので探索の手助けになるでしょう。
またダンジョンの難易度はCランクからAランクまで判明しましたしポーションの材料が手に入るフィールド型ダンジョンも合ったので攻略が進めば有利になるでしょう。
集まった鑑定道具は180個なので扱いはこれから話し合うそうですがその辺は企業グループのダンジョン攻略部門に任せるのが私と桜ちゃんの方針です。
また進学予定の大学の教授で桜ちゃんの叔母様で企業グループと共同研究をしている人には豊富なドロップアイテムを渡したそうです。
ダンジョン攻略が済むと2人で受験勉強に励みます。
夏休みも残り10日ほどのある日、財閥総帥の花京院桂華さんからの依頼がありました。
皇居に存在するダンジョンを攻略して欲しいそうです。
ダンジョンは消滅させるか安全にするだけで良いのか質問するとダンジョン崩壊が起きないようにすれば良いそうです。
翌日皇居に入る許可書を持って皇居に向かいました。
すると警備の者もパーティーを組むと言って聞かないので桂華さんに電話で話し合いをすると上皇后様がいらして警備の者を叱って私達2人に任せてくれたのでダンジョン攻略を始めます。
ダンジョンの階層が300と早めに分かりましたので5日かけてマップを完成させて攻略を済ませたのでコンソールを操作してダンジョン氾濫をストップさせてダンジョンから出ました。
マップを複写した物をアイテムボックスに収納して置いて職員にマップとドロップアイテムのリストを渡して帰ります。
夏休みの残りが少ないので昼間は桜ちゃんの家のプールで水遊びをして夜はゲームの天空の城で勉強をして夏休みの残りの日を過ごしました。
夏休みが終わり学校に通学すると話題はダンジョンについてが多かったです。
自衛隊などの国の攻略者は進みは遅い物の死者は出さずに進んで居ますが民間人には死者も出たものの未知のドロップ品がかなりの値段がついたのでテレビで特番が組まれたのが原因のようです。
そしてその頃には私達が回収したドロップアイテムの解析が進んでいるようです。
花京院財閥が経営する私立大学の教授で世界的に有名な鳳水樹教授が他の教授やゼミ生を率いて調べているために他の研究所を引き離して結果を出しています。
例えば鑑定ルーペの機能の解析などを終了して他の研究所へ報告をしている位だそうです。
現在はドロップアイテムの魔法金属の解析をしているそうです。
またダンジョンのエレベーターについて話を各国に報告する事を国と話し合い決めたそうです。
そして年末の大晦日になり桜ちゃんの自宅で一緒に桜ちゃんの家族と大晦日を過ごしました。
桜ちゃんのお母さんは歌合戦の審査員の為にいませんがお母さんを除いた家族と歌合戦を見ました。
そして年が明けると桜ちゃんとお参りに行きました。
大学合格を祈ると桜ちゃんの自宅に戻り桜の部屋に行き避妊をした上で姫始めをしてから眠りにつきました。