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27話

「え?」

 由希の腕の中で、「まひろ」は小さく声をあげた。

 由希は抱きしめる腕に力を込めた。

「俺のために、色々頑張ってくれてたんだよな……俺、まひろが大変なの気づいてあげられなかった……まひろ……ありがとうな」

「う、ううう、うわあああああ」

 腕の中で泣き崩れた幼馴染を、由希はもう一度強く抱きしめた。

 そのぬくもりは、間違いなく、本物のぬくもりだった。

 こうして、由希とまひろ達を取り巻く一連の騒動は幕を閉じた。

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