第9話 裸で料理するときは火傷に気をつけろ!編
前略
おふくろ様
今日、俺は観音様を拝ませていただきました。
それはそれは、とても尊いお姿でした。
これから悟りを開いて生きていこうと思います。
悟りを開いた俺の午後からの仕事具合は、それはそれはジョジョのオラオラに匹敵するほどでした。
俺「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」
メタボ「なんだ、今日はいつもの3倍は気合入ってるな・・・」
キーンコーンカーンコーン
俺「お疲れ様でしたー!」
その日の俺は普段の3倍のスピードで仕事をこなし、5時に速攻で帰宅したわけである。
まさに、シャア専用俺!
ガチャ!
乙女「あ、おかえりなさい」
・・・全裸に
・・・エプロンに
・・・スリッパ
そうきたかーーーーーー!!!
ぬはぁ乙女に抱きつきたい衝動が激しく俺を揺さぶるぜ!
この野郎!
俺は、世界一の幸せもんですじゃ!
乙女「あったかいうちに食べてくださいね」
う・・・美味い・・・
ここは・・・ノーパン美食倶楽部ですか・・・
乙女「あの・・・お口に合いますか・・・私、あんまり慣れてなくて」
大丈夫!料理といえば、もやしを炒めることくらいしかできない俺には、最高の料理です。
乙女「いっぱい、食べてくださいね。あ、グラタンができたかな」
・・・全裸に
・・・スリッパに
・・・グラタン持つときの厚手の手袋っぽいやつ!
ぬはぁ!これはこれで!
グラタンさん!グッジョブ!
乙女「あん!熱!」
乙女の胸にグラタン皿が触れたー!
グラタンさん!ユーアーチャンピオン!
乙女「あ、チーズ、入れすぎちゃったかな・・・あ・・・私、食べるのが下手で」
グラタンのホワイトソースとチーズが、乙女の口元に付いたーー!!
それを小指に絡めて舐めて、恥ずかしそうにこちらを見てるーーー!!
湧き上がるグラタンコール!
グーラータン!グーラータン!グーラータン!
乙女「あの・・・食べながら聞いてほしいんですが」
乙女「ずっと居ていいと言ってくれたんですが・・・」
乙女「・・・来週の休みに、私、家に戻ろうかと・・・」
グーラータ・・・・・・・
なにーーーーーーー!!!
突然の死の宣告!!
おのれ!アーリマンめ!
・・・そだよね・・・
恋人というわけではないしさ・・・
いや、むしろ来週の休みまでは、ずっと居てくれると前向きに・・・
乙女「ぜひ、カツオさんに私の家でお礼がしたいのですが」
・・・ん?
それって、乙女の家に入っていいということ?
ぬはぁ!二階から目薬!じゃなかった、棚からぼたもち!
お礼・・・・お礼!
ま・・・・まさか!
妄想乙女「カツオさんに、私の体・・・」
ぬぼはぁ!!!
いよいよか!
いよいよ、そのときが来るのか!!!
ということで、次回から、この小説は18禁ということで・・・
って、どうするよ!俺!!!