第8話 ダスキンのお姉さんが全裸で掃除編
「こらぁ!カツオ!」
あ〜ん?誰がカツオだこらぁ!
・・・って、あ、メタボ課長・・・
メタボ「何か、今日はいつにも増して眠そうだな、おい」
俺「あ、すんません。ちょっと寝不足で」
メタボ「ただでさえ、建設業界は不況だってのによ。早く見積もり作って、相手さんに渡してこいや」
メタボ「このイソノ建設の命運がお前の営業の腕にかかっているとは、恐ろしい」
なぜ俺が営業をやっているかというと・・・
そう「イソノ建設のスズキ カツオ」だからです。
つまり、「イソノのカツオ」なわけです。
だから、速攻で名前覚えてもらえるわけです。
あぁ、かっこ悪い・・・
この事実を知ったら、乙女・・・幻滅するかな。
・・・ん、なんか冷静に考えると・・・
なんか、話がめちゃめちゃ上手すぎないか!
こんな、かっこ悪い俺の元に、突然、全裸のきゃっわいい乙女がいるわけですよ。
普通ならありえねー!
・・・こ、これは新手の詐欺か!!!
なんてこったー!
ということは、今、家には乙女(詐欺師)しかいないはず!
俺の預金通帳やクレジットカード、エロDVDコレクションが危機に瀕してるではないか!
・・・いや、まぁ預金残高は・・・
って、ほっといてくれ!
今頃、家はもぬけの空かもしれん!
俺「課長!大至急、見積もり提出してきます!」
メタボ「あ・・・あぁ、突然、豹変するなよ。気色わりぃ」
俺「行ってくるであります!」
メタボ「オオシマ建設さんの仕事、ぜってーに取ってこいよ!」
うぉぉぉ!
乙女(詐欺師)めぇ!
こんな上手い話があるわけねぇ!
化けの皮を暴いてやるぜ!
ガチャ!
乙女「あれ、こんな早く、どうしたんですか?」
・・・全裸に
・・・三角巾に
・・・掃除機
そうきたかーーーーー!!!
うおぉぉぉん!
少しでも疑った俺のバカ!
あ、でもこの姿・・・
うお!これはこれで、ごっちゃんです。
乙女「あ、勝手にお部屋片付けてたけど・・・ごめんなさい」
俺「だおいdじゃおぴ☆!いいいいいやや、ぜんぜん、ありがとうございますでするんです。ちょと、仕事の合間に寄てみたあるよ」
乙女「あ、じゃぁ、まだ仕事中なんですね。今夜は、私の手料理食べてくださいね」
・・・なんて、いい子なんだ・・・
そんな、いい子が掃除機がけをして・・・
って、掃除機かけながら乙女が背を向けると・・・
ぬはぁ!
☆●×※@が、もろ見えではないですか!
djぱおjdぱそjd!!
メダパニ!メダパニ!
うおぉぉぉぉ!鼻血イリュージョン!!!
乙女「大丈夫ですか!!」
俺!再び玄関前でKO。