第5話 裸婦画って基本的に中世のエロ本ですよね編
いつもなら、一人で見る景色。
んで、哀愁漂わせながら、コンビニ弁当食べるのが今まで。
それが、目の前に一糸まとわぬ裸の乙女がいるわけですよ。
うわ、めっちゃ絵になる。
ある意味、ゲージュツですね。ゲージュツ。
「性欲をもてあます」とか、言ってた自分が情けないくらいですね。
いや、ピカソとかゴッホぐらいしか知らないけど、美しい景色の中でたたずむ美しい乙女・・・
この光景だけで、ご飯を何杯でもおかわりできますね。
あのさらさらヘアで1杯
あのうるうるした瞳で1杯
あの赤い唇で1杯
あの豊満な胸で1杯・・・いや、2杯だ
あのくびれたお腹で1杯
そして、かわいいヒップで1杯
あのすらっと長い足で1杯・・・いや、これも2杯
そして・・・・あの黒いヘアの奥にある・・・とりあえず、米俵持ってこい!!!
乙女「風が冷たくて気持ちいい・・・」
ああ、風に嫉妬したよ。俺!
俺もぜひ、気持ちいいと言わせたい!
このエロい風めぇ!
乙女「何か、昨日の嫌なことを忘れるくらい・・・あ、ごめんなさい、変な話しちゃって」
冷静に考えてみれば、昨夜、乙女とは出会ったばかりで、乙女が何者で何であそこに倒れていたか、全くわからないんだよな。
わかったことといえば・・・
乙女が、かなりのレベルのヌーディストだということである。
そんな俺は、全裸の乙女を目の前にして生殺し状態になっているわけであるが・・・
そこは俺。修行僧のような気持ちで、乙女を見るわけである。
ほ〜ら、もう乙女が、ただのお人形のようにしか見えなく・・・
乙女「きゃっ!虫がいた」
修行終了!
俺の中のけだもの復活!!!!
だって、裸でこんなかわいい子に抱きつかれたからには、もう、下半身からビーム炸裂するわけで、メガ粒子砲充填完了であります!
乙女「あ、ごめんなさい。私、虫が苦手なんです」
ああ、至福の時間終了。
もっと抱きついてていいんですよ。
でも、あの胸のや〜〜〜らかい感触・・・
虫さん、ありがとう!愛のキューピットだね。
乙女「こうやって、カツオさんといるとすごく心が和みます。もう少し、一緒にいてもらっていいですか」
俺「におshdふぉいあhsぢあs!!ぜひぜひぜひぜひ、今晩も泊まってください!!いや、むしろ何泊でも!」
乙女「本当ですか。ありがとうございます」
吟じます。
何だか、今夜いけそうな気がする〜。
あると思います。
いや、つーか、もうありありだろ。
もう、愛の告白としか思えねぇ。
いよいよ、俺の時代到来か!?
こうなったら、今夜こそ!
イッツァ!コヅクリターーーイム!!!