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ぴゅあ・ヌーディスト&妄想特急   作者: もふもふさん
23/24

第23話 いい人ってことはそれ以上はないよね編

天国・・・

ここは天国・・・


そう!ナース天国!!


いやぁ、俺の生命力って異常だね!

腹にハサミが刺さったんですよ!

いやぁ、一時はどうなるかと思ったけど、なんとか生き延びてます。

あ、でもまだ腹は痛むっす。

ナースさん、やさしくケアルかけてくれよぉ。


「おい!大丈夫だったのか!」


って、メタボ!!!


メタボ「いやぁ、会社のみんな心配してたんだぞ」


どうでもいいが、なんでメタボが代表で見舞いにくるんだ!

暑苦しい!また、悪化しそうだ。


メタボ「それにしても、あのタカギって野郎、とんでもないやつだったんだな」

メタボ「オオシマ建設さんもな、今回の不祥事でうちの会社に気を使ってくれてよ。思わぬ仕事が舞い込んで、大忙しだよ。早く復帰して手伝えよ!じゃ、お大事に」


つーか、その仕事、俺のおかげですよねぇ。

これニ階級特進ものですよ。

死んでないけど・・・


ガチャ!


姉様「ねぇ、大丈夫!」


あの・・・大丈夫だから生きてるんですが。


姉様「よかったぁ。ほんと、あの時はビックリしたのよ。嫌な感じがして、戻ってみたら、あなたが血まみれで倒れてるんだもん」


確かに、あの状況で姉様の応急処置がなければ死んでたからな・・・感謝!


姉様「ほらほら、シィ、入ってきなよ。元気そうだよ」


うはぁ!乙女!来てるんですか!

そだよなぁ・・・昨日までは面会謝絶で、ナースしか会えなかったからなぁ。

なんか、緊張する。


乙女「・・・・あの・・・・」


服着てるのかぁ・・・

病院だしなぁ・・・

残念・・・

って、俺の変態!


姉様「あ、じゃぁ、後は二人っきりで話しててね!」

乙女「あ・・・・」


お・・・乙女と二人きりですか・・・

なんで、今更緊張してるんだ・・・俺


俺&乙女『あ・・・あの』


うわ、なんか気まずい・・・


乙女「あの、助けていただいて本当にありがとうございました」

俺「ぁ、いやいやいや!当然のことをしたまでですよ!ははは」


俺が意識を取り戻した一番の原因は・・・

乙女の唇だったんだよね・・・

あのキスの味は絶対に忘れない!

って、中学生か!


乙女「・・・あの、私、いつもいつも、あなたに助けられてばかりで・・・」

俺「男だったら、女性を守るのは当然のことですよ」

乙女「あの、私・・・あなたのこと・・・」

俺「・・・・・」

乙女「あなたのこと、ほんといい人だなって」


って、いい人かよ!

ガーーーーン!

『いい人』=『それ以上はない人』って、意味なんだよねぇ


乙女「だから・・・あなたとなら・・・その・・・」


ん、だから?


乙女「安心できるというか・・・あの・・・」


なんか、乙女の顔、真っ赤ですよ。


乙女「ずっと・・・そばにいて・・・ほしいな」

俺「は・・・・・はい・・・・」


はい!って、俺!!

なんか、もっと気の利いたセリフがぁ!

って、これってなに?

こ・・・告白ですかぁ!!??


乙女「今、私にできることは・・・」


ぶっっっ!

乙女!ここ病院ですよ!

脱いじゃ、まずいって!!


乙女「あの・・・私・・・あなたとなら・・・し・・してもいい・・・」


くぁwせdrftgyふじこlp;@!!!

先生!!!

全裸の乙女から、思いもよらない発言が!!

えぇ!いいんですか!!

俺なんかでいいんですか!!

・・・って、痛てててててて!!

腹がぁぁぁ!


乙女「あの、私の裸で元気になれるなら、いつでも見てもらっていいんで。早く元気になってください。私、いつまでも待ってますから」


あのぉ!下半身は元気なんですが!

うっす!俺、はやく元気になるっす!

そして、乙女!

シホ!


お前のことをずっと守っていくからね!!

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