第10話 ヨガをすると火が吹けるようになるのかな編
一週間・・・
この野郎!!!
メタボの野郎!!!
俺を残業漬けにしやがって!!
おかげで、ほとんど家にいる時間がなかったじゃないか!
乙女との思い出の時間を奪いやがって!
乙女の変わりにお前が全裸になってくれるのか!メタ・・・
やべ、想像したら気持ち悪・・・
でも、俺のがんばりのおかげで、超大手ゼネコンのオオシマ建設と下請契約結べる予定なんだからボーナスくらい出せよ。
まったく、オオシマ建設のお偉いさんにバッタのように頭を下げて・・・
しかも、イケメンで若いくせにお偉いさんだよ!
あぁ、むかつく!
ということで、早く、乙女を見て癒されようっと。
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乙女「あ、お帰りなさい。早かったですね」
・・・全裸で
・・・テレビの前で
・・・ヨガ!!!!
おpsどあjぱおsあjpそdjぽああぽ!!!!!
これは!これは!これは!
乙女「ヨガって、すごく体にいいですよ」
って、めちゃめちゃ・・・
そのアングルは!
こっちが、目をそむけるくらい恥ずかしいポーズでは・・・
乙女「ううん・・・あ・・・私、体固いから・・・」
!!!!!!!!!!!!!!!
とりあえず、ヨガを生み出した人に心から感謝したい。
インド人にかんぱーーーい!
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乙女「あの、本当に一週間、お世話になりました」
そうか・・・今日で、乙女は俺の部屋から去ってしまうのか・・・
乙女「見ず知らずの私を、こうして部屋においてくださるなんて・・・」
いや、そのお姿なら、誰でもお部屋においていただけるかと・・・
乙女「あの・・・また、カツオさんに会ってもいいですか」
そだよ!そだよ!部屋からは去るけど、また、会おうと思えば会えるんじゃん!
・・・でも、この悲しさは・・・
あ〜、もぅ、夜の布団の中で痴漢ができないのか・・・
あ〜、もぅ、ノーパン美食倶楽部はできないのか・・・
あ〜、もぅ、掃除機やヨガといった恥ずかしいアングルは・・・
って、俺の変態!最低や!
そういうエロい気持ちは捨て去れ!俺!
エロい気持ち退散!
正直な話、俺、乙女のこと、めちゃめちゃ好きになってますよ。
だって、めちゃめちゃ、いい子なんですもん。
もう、全裸でなくても好きになっちゃいますよ。
はぁ〜・・・
乙女・・・
なんだかんだ楽しい生活だったけど、チューくらいしたかった・・・
・・・って、そういえば明日は乙女の家に行けるんだ!
そうだ!忘れてた!お礼!お礼!お礼!
エッチはできないにしても、チューくらいは、お礼ということでしてくれるだろうか!
よしゃぁ!
気合入るぜ!
うぉぉぉぉぉぉぉ!
わが生涯に一片の悔いも残さねぇ!