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33. 夏の終わり

都会のビルの谷間に見つけてしまったから


私は立ち止まり 空を見上げる


夕焼け雲

濡れ落ちる蝉時雨


気が付かないのに

気がつけないまま

それでも無情に時間は流れ落ちて……


それはひと夏の生きた証

その残骸と それでも生き抜こうとする矜持


自分が自分であった かけがえの無い命の記憶


だからきっと 私は立ち止まり そっと写真に収めてしまった

あなたの想いを 受け止めたくて

  ただ 誰かに伝えたくて


それは夏の終わりの景色


挿絵(By みてみん)


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