都会のビルの谷間に見つけてしまったから
私は立ち止まり 空を見上げる
夕焼け雲
濡れ落ちる蝉時雨
気が付かないのに
気がつけないまま
それでも無情に時間は流れ落ちて……
それはひと夏の生きた証
その残骸と それでも生き抜こうとする矜持
自分が自分であった かけがえの無い命の記憶
だからきっと 私は立ち止まり そっと写真に収めてしまった
あなたの想いを 受け止めたくて
ただ 誰かに伝えたくて
それは夏の終わりの景色

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