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30. 消え去りしモノの詩(うた)

忘れたくなかったから

せめて 心にとどめたかった


すでに消え去ることを運命づけられた時から

一秒 一秒と

時が進むその中

一瞬 一瞬を

どれほど愛おしいと思ったことだろう


取り壊され

今ではその面影すら無い あなたに

せめてもの花束を


誰も見る事もない

誰も振り返ることもない

でも

私はきっと忘れない


だから せめて ありったけの感謝と悲しみを込めて

あなたの思い出を 残します


挿絵(By みてみん)


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