前へ目次 次へ 11/39 11. 家路 いつの頃だったろう 家路へと向かうその影に わたしは寂しさと恐怖を感じていた 夕暮れの 紅く染まった世界の中で みんないったい どこに向かっているの? ただ前だけを向いて 足早に 足早に わき目も振らずに ねえ どこに行こうとしているの? 街の喧騒 消え去った子供の笑い声 どこからか匂う夕食の香りと 懐かしすぎるほど悲しい たそがれの詩 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・