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11. 家路

いつの頃だったろう


家路へと向かうその影に わたしは寂しさと恐怖を感じていた


夕暮れの

紅く染まった世界の中で

みんないったい どこに向かっているの?


ただ前だけを向いて

足早に 足早に わき目も振らずに


ねえ どこに行こうとしているの?


街の喧騒

消え去った子供の笑い声

どこからか匂う夕食の香りと

懐かしすぎるほど悲しい たそがれの詩


挿絵(By みてみん)


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