八十五話 モンスター図鑑、ヴァーミリオンドラゴンの項
モンスター図鑑が起動しモンスターの一覧がイラストで表示される。あ、ヴァミラがいるんだけど。隣はどう見てもガルムだし。嘘、これヴァミラ達の世界の図鑑なの？！こんなのどこで手に入るのさ。とりあえずヴァミラのとこ見てみよっと。
『ヴァミラ。正式名称はヴァーミリオンドラゴンだが俗にこう呼ばれる。赤い身体が特徴的で人間世界でいう西洋型に近い龍の姿をしており口から吐く必殺技、ヴァーミリオンフレイムが一番の象徴である。龍の里の住人でかつて世界を救ったドラゴンと同型種。』
これも喋るの？なんかうるさくない？音量切っちゃえ。すぐ隣にガルムがいると思ったけどヴァミラがもう一人いるな、なんか変だけどまあいいや、押してみよう。
ヴァーミリオンドラゴン（マカイメタル）。ヴァーミリオンドラゴンが度重なる戦いで進化した姿。皮膚が一部を除き魔界の特殊金属、マカイメタルで構成されている。特殊金属と言ってもそれほど強度もなくマカイメタルを上回る強度の金属は多いので容易く傷つく、欠ける、壊れる、よってあまり強くない。
あれ、これいつも見るヴァミラだ。じゃあさっきのより強いんだヴァミラ、にしては弱いけど。てかこのマカイメタル強度があまり強くないて大丈夫かな。もう一つは小さい方のヴァミラかな。
ヴァーミリオンドラゴン(幼体)。卵から孵ったばかりの姿のドラゴンの子供。子供ゆえにあまり強くはなくまだ発展途上。戦闘を繰り返し強くなったヴァーミリオンドラゴンだけが完全体へ進化する。性格に個体差はあるが竜種ゆえに食いしん坊なのは共通である。
そういえば豊太郎のヴァミラもよくお菓子とか食べてたな。ガルムとかレオパルドも見てみよう。
因みにレオパルド、ガルム、金のサイ、アラクネに関してはお便りが来たら解説をしようと思います。
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