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魔導奏者りりかさん  作者: 兵郎
二十一章 イービルクイーンとの決着
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二百四十三話 対決!イービルクイーン親衛隊②




「怯むな!俺達も行くぞ!」


「おお!」


レオパルドとガルムも安剛さんに挑む。今度は正面じゃなくて斜めや横から攻める。


「僕達も行こう!」


「ああ」


二体に続いて僕達も親衛隊に挑みかかる。


安剛健三郎、加藤典助、深山京子、三人とも手強いけどやるしかない。やらなきゃやられる、やらなきゃイービルクイーンも倒せない。


「ええい!獣共がちょこまかと!」


安剛さんがヴァミラ達に翻弄されて苦しむ。親衛隊と行ってもモンスター三体がかりにはきついかな。


「ヴァーミリオンフレイムチャージ!」


「ぐ、う、うぅぅ」


ヴァミラから強力な火炎放射出て安剛さんに浴びせられる。


「獣ごときが私を傷つけようなどと…………」


安剛さんがヴァミラにやられてボロボロになったせいか片膝をつく。



「オラオラ!どうしたどうした!てめえらの力はそんなもんなかぁ!」


加藤さんが叫びながら暴れる。僕はアマツカやアンジュリアンさん、絵里香ちゃんと共にカエルの口から爆弾や水風船が飛ぶのを避けながら加藤さんと戦う。


あのカエル、壁だけかと思ったけど腕力も口からの攻撃も手強い。


「ひゃっ!もー、いったーい」


絵里香ちゃんの方は戦いなれてないからか何度も加藤さんの攻撃を受けてしまう。


「絵里香!」


「無事か!」


「絵里香ちゃんさがって!」


「う、うん………」


僕は絵里香ちゃんの前に立つと双剣を合体させる。ただ合体しただけのハルバードじゃない、魔法天使がさらに強化された魔導天使の力で使えるようになった弓矢モードだ。ただ双剣の力を一つにするだけじゃなくて矢としてエネルギーを貯めて撃てるようになっている。


「へっ、仲間に庇われるたあ情けないぜ」


加藤さんがカエル口から水風船を勢いよく飛ばしてくる。


「はっ、はっ」


僕は矢を討って水風船を破壊していく。


「まだまだ行くぜー!」


さらに水風船が飛んでくる。く、中々に厄介だよこの敵。


「はあっ!」


面倒だ、弓矢を振ってその衝撃で一気に水風船を破壊する。


「なにっ、俺の渾身の攻撃が………」


加藤さんが攻撃を弾かれて驚く。


「今だ!」


アマツカの声でアマツカとアンジュリアンさんが光の糸を出す。


「て、てめえらっ……………」


糸は加藤さんに伸びてその体を縛りつける。


「これで決める!」


僕は矢に溜めた高エネルギーを一気に発射する。


「うわー!」


矢の一撃を受けて転がる加藤さん。

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