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2日目 状況整理

説明回……というよりツッコミ回。

俺は一通り叫んだ後、冷静に状況整理するために自室へと戻った。


ベッドの上に無造作に寝っ転がって思考に浸る。



まず、見た目はゲーム内のアバター=俺超美少女。まあ、見た感じ、“黄金の秘薬”使った時と何も変わってなさそうだし当たり前だな。


次にステータス。

……ツッコミどころが多すぎて困る。どこから突っ込めば良いのか全然分からん。

え?突っ込まなきゃ良い?いやいやいやあのボケの宝庫を突っ込まなかったら俺のプライドが廃る。


「上から順に考えていくか。」


いっぺんには無理なので、他は無視して幾つかに分けて改めて見ていくことにする。



―――――


名前:リンナ

種族:エルフ

性別:♀

年齢:16歳

職業:オールマイティーLvレベル.1


―――――


ツッコミどころを探せ!


順番に見ていこう。


リンナ→俺の名前。

エルフ→弓と風魔法と精霊術に長けた種族。俺の種族。

♀→女。男じゃないよ女だよ。

16歳→華の十六歳。(初めて聞いた?へー。)実年齢。

オールマイティー:almighty 意味(1)(全知)全能.(2)トランプで,いちばん強い札.……意味が分からないよ。


オールマイティーて。オールマイティーて。

大事な事なので二回言いました。


俺、まさかの全知全能ですか。気が付いたら全知全能なんていう神的な職業やってるんですか。


ここはもう少し詳しい情報が必要だ。

オールマイティーの文字をクリックする。


―――――


職業:オールマイティー


戦闘、生産、満遍なく頑張っちゃった人だけがなれる全知全能な職業。


全ステータスが上昇する。上昇する値は職業レベルに依存する。


―――――


なんだか少し言い回しが気に入らないけど、どうやら凄い職業のようだ。これはラッキー。


次行こうか。


―――――


HP:10

MP:10

攻撃:10

防御:10

敏捷:10

魔攻:10

魔防:10

器用さ:10


―――――


見事に初期値ですねありがとうございました(涙)


―――――


スキル:【弓】Lv.1【短剣】Lv.1【ホークアイ】Lv.1【風魔法】Lv.1【精霊術】Lv.1【調合】Lv.1【鍛冶】Lv.1【裁縫】Lv.1【木工】Lv.1【錬金】Lv.1

控え:【剣】【斧】【槍】【杖】【盾】【炎魔法】【水魔法】【土魔法】【光魔法】【闇魔法】【召喚魔法】【細工】【料理】


―――――


このスキル構成はもはや運営の悪意を感じる。

武器スキルと魔法スキル、それから生産スキルが見事に全種類。なんだこれ。

しかも、全部Lv.1だと……。

【弓】と【風魔法】、【精霊術】がセットされてるのはエルフに適性があるからだろうか。


でももうちょっと、なんかあったでしょ他にも!

例えば【ステップ】とか【ダッシュ】とか【気配察知】とか!【鑑定】も必要でしょうが。


このスキル構成は俺に何を目指せと?


オールマイティーですね分かります。ただの器用貧乏になりそうだけどな!


腹立つから次だ次!次!


―――――


称号:《幸運》比類なき幸運の持ち主 <効果>???


―――――


これは“黄金の秘薬”を使った時にシステムアナウンスが流れた奴だな。


説明はそのまんまだな。


効果は……っと、見れないのか。


今まで手に入れた他の称号は綺麗さっぱり消えちまってるし。


仕方がない。次に行こう。


―――――


加護:《武神の加護》武神に認められし者 <効果>???

《生産神の加護》生産神に認められし者<効果>???


―――――


これらも“黄金の秘薬”の奴だな。

このゲーム加護なんかあったのな。

初めて見た。


こっちも効果は見れないのか……。


名前的に戦闘時と生産時にそれぞれ何かありそうなんだが……。


次の装備で最後だな。


―――――


装備

武器:エルフの長弓

控え:エルフの短剣

頭:エルフの髪飾り

胴:エルフの民族衣装

靴:エルフの靴



―――――


見事に初期装備ですね。ありがとうございました(涙)


装備のこれは痛い。鍛冶はかなり頑張ったから尚更……。


うっ……涙が出て来た。


いや!諦めるのはまだ早い!普通の初期装備と何か違うかもしれないじゃないか!


―――――


エルフの長弓


エルフ族の間で多く使われている長弓。

攻撃力+3


特殊効果なし。


―――――


のおおおおお。普通の初期装備じゃないかああああ……。


他のも見てみたがやはり変哲もないただのエルフ用の初期装備だった。


俺の努力の結晶が……。



そこで俺ははたと気付く。


いやまだ希望は残されている!アイテムボックスという希望が!


俺はステータスを閉じ、代わりにアイテムボックスを呼び出した。


―――――


アイテムボックス


NO item


―――――


……うつだしのう。



一話一話が短いせいでなかなか話が進展しません。

でもこれ以上の長さは作者には無理です。ごめんなさい。



誤字脱字報告、感想等随時承っております。

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