枯れることのない花
春はまだ来ていなかったが、部員たちは談話室を花でいっぱいにすることにした。「雪が私たちの別れなら、花は私たちの永遠の思い出になるでしょう」とハルナは言った。
グループはそれぞれ違う場所から花を持ち寄った。
サラは自分の庭からデイジーを持ってきた。
カナは兄のコウが買ってきたユリを持ってきた。
マヤとヒナタは隣人のダイチが育てたバラを持ってきた。
ナオは夏に撮った花の写真を飾った。
ミユは色鮮やかなポスターに花を描いた。
サヤカは花びらと思い出についての短い詩を書いた。
レンは手作りの植木鉢を持って現れた。
「僕の花は特別なんだ!『レンフラワー』って名付けたよ!」
カナはため息をついた。
「それは庭で摘んだタンポポだよ。」
共有スペースは色とりどりの花と香りで満たされた。カガミは「心の中で枯れない花」についての詩を朗読し、エミは紙の花びらを魔法で出そうと試みた。ルンとリョウはどちらが一番丈夫な花を持ってきたかで言い争っていた。
その日、新しいメンバーが現れた。古本から摘んだドライフラワーを持ってきた、結衣の姉で図書館員のみのり。冬を越す花についての詩を書いた、さやかの隣人の樹。カナの隣人の玲奈もジャスミンティーを持ってやって来た。そして、サラの兄の圭は植木鉢の配置を手伝ってくれた。
午後は、ある儀式のような時間となった。部員一人ひとりが部屋の中央に花を置き、円を作った。春奈はこう言った。「花は枯れるけれど、思い出は枯れない。ここで経験したことは、私たちの心の中でずっと咲き続けるでしょう。」
さやかは詩を朗読した。「花びらは散るけれど、思い出は咲く。茎は折れるけれど、友情は残る。」
麻也は永遠の花についての歌を演奏し、ひなたはバイオリンで伴奏した。奈緒は花の円を写真に撮り、美優は花びらに囲まれたグループのイラストを描いた。
レンは目に涙を浮かべながら、「もし私たちの心の中で花が枯れなければ…私たちは決して離れ離れにならない」と呟いた。
色とりどりの花と香りに包まれ、一同は抱き合った。談話室は象徴的な庭園となり、それぞれの花が思い出、約束、友情を象徴する場所となった。
夜が更けても、花々は柔らかな光に照らされ、そこに留まった。それらはただの植物ではなく、決して色褪せることのないものの象徴だった。




