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さようなら、雪の結晶たち

冬の最初の雪が、まるで柔らかなカーテンのように学校に降り注いだ。雪片はゆっくりと舞い降り、廊下や中庭を白い毛布で覆った。レンによれば、「別れには特別な場所が必要だから」という理由で、ハーモニークラブは寒さにもかかわらず屋上で集まることにした。

レンは両腕を上げ、雪の結晶が髪に舞い落ちるのを許した。


まるで空から紙吹雪が降っているみたい!


カナはレンにマフラーをかけた。


凍った紙吹雪?大げさじゃないわ。


ハルナは静かに地平線を眺めていた。


雪はいつも静寂をもたらす…そしてその静寂の中で、私たちは自分の心の声を聞くことができる。


一行は即興で遊び始めた。ルンとリョウはどちらが大きな雪だるまを作れるか競い、エミは雪の上に「魔法陣」を描こうとし、サヤカは凍った地面に指で詩を書いた。ナオはあらゆる瞬間を写真に収め、ミユはレンが雪の中で転ぶ様子を漫画に描いた。


その日、新しいキャラクターが現れた。雪の中を楽しそうに走り回るハルナの妹、アミと、暖を取るために小さな即席の焚き火を灯すマヤの隣人、ダイチ。レンの妹、ミカは特大の手袋をはめて現れ、ミユのいとこ、シュンは古いカメラを持ってきて、その様子を写真に収めようとしていた。


午後はまるでモザイク画のように、様々な瞬間が織り交ぜられていった。サラがホットチョコレートを配ると、レンの兄、ソウタはそれを急いで飲みすぎて舌をやけどした。カガミは「静かに別れを告げるように舞い落ちる雪片」という詩を朗読した。マヤはギターで優しいメロディーを奏で、ヒナタはバイオリンで伴奏した。ハルナは雪の上に「雪片一つ一つは、溶けて消えるけれど、決して消えることのない思い出」と書き記した。


一行は空を見上げ、舞い散る雪片を眺めていた。静寂はいつもとは違っていた。空虚ではなく、深い意味に満ちていた。笑い声も、言葉も、仕草の一つ一つが、遊びに偽装した別れのように感じられた。


レンは目に涙を浮かべながら、「この時間が終わってほしくない」と呟いた。


ハルナは優しくレンを抱きしめた。 「終わりはない。ただ形を変えるだけだ。」


夜が更け、焚き火が一行の顔を照らした。雪片は降り続き、まるで空が別れを長引かせようとしているかのようだった。それは、ささやかでありながら忘れられない瞬間だった。別れを告げる雪片は、終わりが近いことを告げると同時に、すべての思い出が永遠に刻まれることをも示していた。


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