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共有の駅

春菜は仲間と一緒に電車を待つ。

冗談や会話やふとした仕草の中で、

日常が特別な時間へと変わっていく。

駅は足音とアナウンスで満ちていた。春菜はさやかと一緒に到着し鞄を整えた。

ここはいつも人が多すぎるとさやか。

それが楽しいんだ一人一人が違う物語に見えると春菜。


亮がイヤホンをつけて後ろから現れた。

今はどんな物語が見えると亮。

新聞を秘密みたいに読む人の物語と春菜。

春菜は変わってるなと亮。


春菜は笑ってカイリに振り向いた。本の袋を抱えていた。

また小説を買ったのと春菜。

仕方なかったとカイリ。

じゃあ待ってる間に一文読んでと春菜。


カイリは本を開き小さな声で読んだ。春菜は一言一言が空気を満たすように耳を傾けた。


レンが階段でつまずきそうになりながら走ってきた。

ごめん電車はいつも俺に勝つとレン。

そんなに急がなくても電車は君を置いていかないよと春菜は楽しそうに言った。


傘を閉じたままのマヤが現れた。

みんな一緒に行くのとマヤ。

うん今日は駅が私たちを集めたみたいと春菜。


アナウンスが電車の到着を告げた。人の波が動いたが春菜は手を上げた。

待ってみんなで一緒に乗ろうと春菜。


みんなは春菜に続いた。車内で春菜は窓際に座った。

見て街がここから違って見えると春菜。

同じ街だよと亮。

でも動きの中で見ると変わるんだと春菜。


さやかは背もたれに頭を預けた。

確かにもっと生きてるみたいとさやか。

私たちもねと春菜は微笑んだ。


電車は進み街の灯りが雨と混ざり合った。春菜は短い旅でも注意深く過ごせば奇跡を分かち合えると思った。

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