パジャマパーティーのアイデア
休み時間はいつもと違う雰囲気で始まった。さやかとみゆは廊下に並んで座り、小声で話していた。春菜、蓮、あおい、涼が徐々に近づき、自然と輪になった。
レン:不思議な感じ…昨日はサヤカが戻ってくるなんてありえないって思ったのに、今はみんなここにいる。
ハルナ:うん、教室が何か失われたものを取り戻したみたい。
サヤカ:(笑)私もそう思う。まるで家に帰ってきたみたい。
ミユ:私も…思い出でいっぱいの家に入ったみたい。
中庭で他の生徒たちのざわめきに耳を傾けながら、一同はしばし沈黙した。その時、アオイが沈黙を破った。
アオイ:キャンプのこと覚えてる? キャンプファイヤー、物語…今まで経験したことのないような体験だったよ。
レン:もちろん覚えてるよ! 雨でびしょ濡れになったけどね。
ハルナ:(小さく笑う)でも楽しかった。あの夜は、どんなクラスよりも私たちの絆を深めてくれた。
サヤカはミユを不思議そうに見つめた。
サヤカ:そういう経験、したことある?
ミユ:いや…でも、行きたい。マヤが友達や学校の話をしているのをいつも聞いていたから。私も体験してみたい。
レンは熱心に身を乗り出した。
レン:それなら、何かしなきゃ。全部思い出のままにしておくわけにはいかない。
リョウ:(静かに)時間はもう必要なものをくれている。でもね…特別な時間もいいよね。
ハルナはサヤカとミユが一緒にいるのを見ながら、少し考えた。
ハルナ:学校の外で会ってもいい。二人きりで、気軽に。
アオイ:うん、でもどこで?そう簡単に森には帰れないわ。
ミユは意外な決意を込めて顔を上げた。
ミユ:私の家に空きがあるわ。お泊まり会ってもいいわ。
サヤカ:(興奮して)それなら最高!別れのない、二人きりの夜を。
レンは見えない乾杯をするかのように手を挙げた。
レン:クッキーを持ってくるよ!
アオイ:ボードゲームも持って行くよ。
ハルナ:リラックスできる音楽をかけるよ。
リョウ:(低く、しかししっかりとした声で)物語を語るよ。別に騒がしくなくてもいいんだ。
一同は笑った。このアイデアはもはや即興ではなく、皆の共通の経験、さやかの帰還とみゆの誕生を祝いたいという思いから生まれたものだった。
さやか:じゃあ、決まりね。忘れられない夜、そして新たなスタート。
みゆ:うん。私の家で、みんなで。
ベルが鳴り、休み時間の終わりを告げた。誰もすぐには立ち上がらなかった。皆、数秒間立ち止まり、このアイデアをじっくりと味わった。学校はいつも通りの日常が続いていたが、教室の外で彼らを結びつける計画はすでにあった。




