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新しい友情

まやとさやかが帰った後、新しいクラスメイトがやって来る。名前はあおい。明るく、素直で、サッカーに情熱を燃やす女の子だ。彼女の登場で誰かが入れ替わるわけではないが、日常に新鮮な息吹が吹き込まれ、クラスの絆は深まる。

マヤとサヤカが教室を出て行ってから、教室は静まり返っていた。ハルナは廊下でも、図書館の隅でも、中庭のベンチでも、その静けさに気づいた。それぞれの不在は、容易に埋めることのできない空虚感を生み出していた。


ある朝、先生がショートカットで生き生きとした視線を向ける少女を伴って教室に入ってきた。「こちらはあおい。新しいクラスメイトです。温かく迎えてくださいね。」


あおいは満面の笑みで二人に挨拶した。「皆さん、初めまして。仲良くなれるといいですね。」


いつも元気なレンが手を挙げた。「サッカーは好きですか?」「大好きです!」と彼女はためらうことなく答えた。「前の学校でサッカーチームに所属していました。」リョウは興味津々で眉を上げた。「じゃあ、グラウンドで証明してみなさい。」 「準備ができたらいつでもいいわよ」あおいは挑発的でもあり、それでいて明るい口調で言った。


ハルナは黙って見ていた。比較したかったわけではないが、あおいの登場で雰囲気が変わったように感じた。彼女はマヤやサヤカに取って代わったわけではなく、ただいつもの合唱に新たな声を添えただけだった。


休み時間、あおいがグループに加わった。レンがボールを見せると、あおいは自然とボールを受け取った。「少し遊ぼうか?」と彼女が提案すると、「いいよ」とリョウは靴を直しながら答えた。


中庭で即興のゲームが始まった。あおいは元気いっぱいに走り、正確なパスを出し、レンを驚かせるゴールまで決めた。「運が良かったんだ!」とレンは笑いながら言った。「いいえ、練習よ」と彼女は言い、誇らしげにボールを掲げた。


傍らに座っていた春菜は日記にこう書いた。「新しい友情は、予期せぬ試合のようなもの。以前の友情を消し去るのではなく、ゲームに新鮮さを加えてくれるのよ。」


午後、グループは春菜の家に集まった。いつものように母親がお茶とお菓子を用意し、今回はあおいが招かれた。最初は好奇心旺盛な様子で、部屋の隅々まで見回した。「あおいの家、暖かいわね」と母親は微笑みながら言った。「みんなの宿でしょ」と春菜は淡々と答えた。


レンが大げさな逸話を話そうとすると、あおいが冗談で口を挟んだ。「きっと目標も大げさに言うんだね」。「おい!」レンは憤慨したふりをして、皆を笑わせた。


リョウは、彼女が仲間に馴染んでいるかどうかを見極めるかのように、じっと彼女を見つめたが、最後には静かに頷いた。春菜は、グループの雰囲気が変わったことに気づいた。マヤとサヤカの不在はまだ感じられたが、あおいの登場で活気と明るさが生まれた。


「サッカー以外で好きなことは?」と春菜は尋ねた。「試合の後の散歩。新鮮な空気を吸って、すべてが元通りになるのを感じるのが好きなの」春菜は微笑んだ。 「まるで私の日記みたい。毎日違う道を歩んでいるみたい。」


春菜のお母さんはお茶を注ぎ足しながら、「新しい友情は種みたいなものよ」と言った。大切に育てれば、花開くのよ。


午後は笑いと会話で過ぎていった。あおいは昔の学校のこと、遊んだ遊びのこと、そして失ったことや学んだことなどを話してくれた。感心させようとしていたわけではなく、ただ分かち合いたかっただけだった。


春菜は日記にこう書いた。


「新しい友情は古い友情を消し去るものではない。それは日々の暮らしに加わった糸のようなもので、それぞれの声がメロディーをより完璧なものにしてくれるの。」


別れ際に、あおいは皆に簡潔に礼を言った。


歓迎してくれてありがとう。つい最近来たばかりなのに、ここに居場所があるような気がするわ。


「そうよ」と春菜は答えた。「ここは、みんなが居場所なの。」


夜が更け、春奈は人生が動き続けることを思い返した。マヤとサヤカがそれぞれの足跡を残し、今、アオイが新たな息吹を吹き込んでいる。彼女は代わりではなく、継続そのものだった。

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