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第6話 ユニークモンスター

前回のあらすじ

魔法学校に入学するため魔法都市へ旅立ったフィル

道中の森で魔獣に襲われ絶対絶命のところを

少年「ダイン」に助けられる

彼も魔法都市に行く道中だというので

共に行くことにしたフィルであった。


第6話 ユニークモンスター


ダイン)ほら出来たぞ! 

    ファンガオンの肉を使ったシチューだ


フィル)凄いねダイン! 料理とても上手いね


ダイン)まあな 火属性の適応者は料理がしやすいし

    家でいつもチビたちに作ってたから

    どんどん上達していったんだ


フィル)ダインは出来るアニキって感じだね

    

ダイン)おっとそうだ これからのことなんだが

    魔法都市にいく道なんだが

    最短でこのまま北にいくのはやめた方がいい

    俺は西から来たんだけど北にいくときに

    見ちまったんだ 「ユニークモンスター」を


フィル)ユニークモンスター!?

    こんな森にそんなのいるわけ

    見間違えなんじゃないの?


ダイン)いやあれは確かにユニークモンスターだ

    「精霊魔法」を使ってたからな


ユニークモンスター解説

本来精霊は人間が生まれた際に加護を与えるが

魔獣が生まれた際に偶然精霊力を取り込んでしまう

ことが稀にある

本来の魔獣と姿は近いがとてつもないチカラを持つ

ユニークモンスターのみ 魔法が使える


フィル)でもユニークモンスターてマナの多いとこに

    生まれるものなんじゃないの?

    こんな村近くの森なんかにでるわけ


ダイン)ああ 強力な魔法でも使わない限り

    マナが空気中に ましてユニークが生まれる

    ほど大量に出ることなんてありえねえ


フィル)強力な魔法.... いやまさか... ね


ダイン)なんか心当たりでもあんのか?


フィル)僕が師匠と特訓したことは言ったと思うけど

    その間僕は行方不明になっていて

    ずっとそこに住んでいたのに見えなかったて


ダイン)いるはずのとこにいない

    それって空間をねじ曲げてたんじゃないか?

    本当なら数年間維持するのに膨大なマナを

    使っていたことになる

    ユニークが生まれてもおかしくないな


フィル)僕 これ師匠からの最後の特訓な気がする

    じつは本来最後の特訓は「複合魔法」を

    使うことだったんだけど できなくて

    ユニークモンスターは僕を成長させるための

    試練なきがするんだ


ダイン)そうか お前のきもちはわかった

    このままほっとくのも村が心配だしな

    それに試験の日まで時間もねえ

    迂回してる時間がないってのもあるしな

    俺たちでやろう ユニークモンスターを


フィル)うん ありがとう ダイン

    まだうまれてそんなに時間が経ってないなら

    僕たちでも倒せるはず がんばろう

    


こうしてフィルたちはユニークモンスターを倒すため

計画を練ることにした。

ユニークモンスターは本来5人からのPTを組んで戦う

のが普通であるが まだ成長しきってない個体であるのと森にいる魔獣のユニークならさほど強くないと

想定して戦略を練った


ダイン)ユニークモンスターはファンガオン個体だ

    だがとりまきがいるだろう

    だからまずは周辺のファンガオンを狩る


フィル)わかった 少しずつ減らしていこう


僕たちは北へと進んだ

ファンガオンを探し 見つけては倒しを繰り返した


フィル)ダイン!2体くるよ!

    僕が左を倒す! 右をお願い!


ダイン)ああ! まかせろ 炎斬えんざん


フィル)風属性精霊魔法 風霊斬ふうれいざん


ダイン)よーし 結構倒したな

    あとはやつのいるとこくらいだろ


フィル)そうだね ここからが本番だけど


ダイン)にしてもすげえなフィル

    いろんな属性使えるってのはよ

    接近戦も遠距離戦もできて

    おまけに治癒魔法すらできるなんてよ


フィル)まだ完全にできているわけじゃないけど

    精霊たちとの協力もスムーズになってきてさ

    ダインもいきあわせてくれるから

    凄く戦いやすいよ!


ダイン)おう! 俺も戦いやすいぜ! ありがとよ


フィル)さあ今日は休んで明日にそなえよう


ユニークモンスターに挑むのは早朝にきめた

魔獣は夜行性なので丁度休む時間だからである

そして決戦の朝


ダイン)ここだ 注意しろ


フィル)ここがファンガオンの巣....

    どこにいるんだ ユニークモンスター


ダイン)フィル!後ろだ!


影から突然 高速で何かが飛び出してきた


フィル)こ...これが ユニークモンスター!


「ユニークモンスター出現」

かぜまといしはやつめ 狼魔風獣ろうまふうじゅうヴォルファング


ダイン)俺が前に出る! 援護頼む!

    うおおぉ 炎斬!


ガキイイイン


ダイン)なに!? 刃が通らねえ


ヴォルファングの周りにマナが集まる

そして風の刃がとんでくる


フィル)あぶない! 精炎弾せいえんだん


魔法が衝突し爆発がおきる


ダイン)助かったぜ! だが硬すぎるぜアイツ

    しかもなんて速さだ まともに近づけないぞ


フィル)あいつ魔法でバリアをはってるんだ

    なんとかして壊さないとまずい


ダイン)なんとかしてって言ってもよ

    こうも速く攻められたら守るしか

    ぐぅ 強え 攻撃が重すぎる


フィル)このままじゃ回復が間に合わない

    どうにか考えなきゃ


ヴォルファングに再びマナが集まる


フィル)まずいまた風刃がくる!

    ん!? あれはまさか

  ダイン!風刃をためてるいまはバリアが無い!

  僕を信じて突っ込んで!


ダイン)なんだと! くそやるしかねえな!

    うおおおおお


フィル)精霊たちチカラをかして

    強力すぎて使いたくなかったけど

    いまこの魔法を使うしかない!


周囲の空気がビリビリと震えている

周囲の精霊達が1つの精霊にチカラをあつめる


師匠との特訓中の記憶が蘇る


フィル)師匠!精霊の魔法て凄いですね

    人が使うよりも何倍も威力があるんですね


師匠)そうだね 精霊は魔力そのもの

   人にはストッパーがあるけど精霊にはない

   だから戦闘に不向きな属性でも凄く強い

   戦闘が得意な属性の魔法は威力が高すぎるから

   むやみに使ってはいけないよ 


フィル)はい! 約束です



精霊たちの魔力がフィルに集まっていく


フィル)師匠... いまは使ってもいいですよね...


「雷」属性精霊魔法.....雷神撃らいじんげき


ヴォルファングに強烈な雷がおちる


グウ..ルウウウウアアアア


フィル)今だ! ダイン!


ダイン)ああ!

    火属性強化魔法 火の魂「ブレイズソウル」

    これが俺の渾身の一撃!

    「焔魔灼熱斬えんましゃくねつざん」!


ヴォルファングは倒れ無数の光となり消えた


フィル)やったああああ!

ダイン)よっしゃあああ!


フィル)よかったあ なんとかなったあ


ダイン)いやまじ てかあの魔法威力やばすぎだろ


フィル)ダインだって凄い一撃だったよ!


ダイン)俺たち やったんだな

    とそうだ ドロップアイテムはっと


フィル)ん?なにこの玉は魔力石?


ダイン)これは...精霊核せいれいかくだな

    ユニークモンスターだけが持ってるものだ

    精霊力の塊みたいなもんだ


フィル)精霊力の塊... これもらっていいかな?


ダイン)ああ 俺には必要ないからいいぞ

    俺はこの爪をもらうぜ いい剣になりそうだ


フィル)うん 魔力石は換金したあと山分けだね


ダイン)あーまじ疲れたあ さっさと森抜けて

    安全なとこで飯にしようぜ


フィル)そうだね 僕もふらふらだよ


ダイン)フィル


フィル)ん?


ダイン)俺たち 最高のパーティだな!



ユニークモンスターとの戦いに勝利し

ついに森を抜けることができたフィルたち

2人の中に熱い友情が芽生えた

魔法都市までまだあるぞ がんばれ フィル


次回 商人の街





    






    

    
















    

 



    

    

    











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